うつになりやすい上気の対策③
こんにちは^^
平井鍼灸院の中村です。
うつになりやすい上気の対策①
うつになりやすい上気の対策②
こちらの続きになります。
【タッチング】
タッチングとは「触れる」ことですが、
身体に触れることで自律神経が整いやすくなります。
☆副交感神経タイプの場合
副交感神経タイプの方は、良好な人間関係を作ろうとするあまり、
相手の気持ちに同調しすぎてしまい自分を見失ってしまいます。
例えば、自分は幸せであるのに、
友人や知人が不幸な状況であると自分の幸せを感じることができずに、
他人の不幸な感覚が自分の気持ちを占領してしまうことがあります。
自分自身を感じないで他人を感じてしまっているのです。
このような状態を無境界と呼びます。
自分と他人の境界がないという状態です。
心と身体は密接な関係があるので、
心の境界がないと身体の境界もなくなりやすくなります。
そのため、自分自身の手で自分の身体に触れ、感じることはとても重要です。
最初は顔や腕など、触れている感じが感じやすい場所を自分で触れてみましょう。
そして全身へと広げて行ってください。
この時、触れる手ではなくて触れられる部分の感じを感じ取ってください。
「私は私。あなたはあなた。」
という他人との境界を感じられるようになります。
☆交感神経タイプの場合
副交感神経タイプの方は、副交感神経(良好な関係を作る)が低下しています。
実は良好な人間関係を作る元は、
スキンシップ・アイコンタクト・会話などです。
これは赤ちゃんの時からすでに始まっています。
包まれるように抱っこされ、目を見つめ合い、
そして母親に話しかけられることで赤ちゃんは安心します。
この安心感が副交感神経の働きを活発にするのです。
そのため、交感神経タイプの人は肌の触れ合い、タッチングが必要です。
ただ他人に触れられるのは抵抗ある方も多いので、
最初は自分自身で触っていきます。
顔や腕からはじめて、全身へと触れる範囲を広げていきます。
交感神経タイプの方は、1秒間に5cmほど移動するように触れてください。
触り方は細かく触るよりも、長く触る方が効果的です。
例えば自分の顔から始まり、首・胸・おなか・太もも・つま先まで
肌の上を滑らせながら触り続けるという感じです。
最初は何とも思わないかもしれませんが、
数週間から2~3か月続けることにより
少しずつ安心感が湧いてくるのが分かってくるでしょう。
マッサージなど他人にやってもらっても抵抗がない方は
他人にやってもらっても構いません。
ぜひ、タイプ別でやってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
平井鍼灸院
中村 優紀