頭痛の原因

こんにちは。院長の梅田俊です。
前回の頭痛に関する投稿はお読み頂けましたでしょうか?よろしければこちらも一緒に読んでみてください。
https://hirai-harikyu.com/case/case-5843/

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今回は頭痛の原因と対処法について解説させていただきます。
平井鍼灸院では、自律神経の乱れのうち頭痛などで生活に支障が出ている患者さんのサポートを鍼灸施術を通して実施しております。以下の内容も頭痛に対する施術方針の基礎となります。病院にいっても変化がない頭痛や、慢性の偏頭痛などで薬を多用している場合などは、是非平井鍼灸院にご相談ください。

頭痛の原因とは?

頭痛には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」の2種類がある

頭痛は大きく「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられます。一次性頭痛は特定の病気に直接関連しない頭痛で、二次性頭痛は他の病気や状態が原因で引き起こされる頭痛です。鍼灸で対象となる患者さんは、一次性頭痛に該当します。最近ではデスクワーク(テレワーク)が増えたことによって、眼精疲労からくる頭痛が増えています。目に対して光刺激を過剰に与えてしまったことによって、脳の過覚醒や目の過疲労が原因で頭痛につながります。

重大な病気につながる「二次性頭痛」には要注意

二次性頭痛は、特定の基礎疾患や重大な病気が原因で起こるため、迅速な医療介入が必要です。異常な痛みの頭痛が二次性頭痛に該当します。金属バットで殴られている感覚や急激な嘔吐、めまい、言語障害、視野狭窄などが一緒に起こる頭痛はとても危険です。以下に代表的なものを挙げます。

✅脳出血や脳梗塞 :急激で激しい頭痛が特徴です。突然の強い頭痛がある場合は、
          すぐに医療機関を受診する必要があります。
✅髄膜炎や脳炎 :感染症による頭痛で、発熱や意識障害を伴うことがあります。
✅副鼻腔炎 :副鼻腔の炎症による頭痛で、顔面の痛みや圧迫感が特徴です。
✅脳腫瘍 :持続的な頭痛や症状の進行が見られる場合に疑われます。

薬の副作用や別の症状や原因が関係する頭痛もある

薬物の副作用や別の症状が原因で頭痛が引き起こされることもあります。例えば、長期間の頭痛薬の使用による「薬物乱用頭痛」や視力の問題、食事や生活習慣の影響があります。頭痛薬は血管収縮作用がある場合が多く、血流が悪くなる傾向があります。頭痛を抑える薬を多用すると耐性が出来てしまい、慢性の偏頭痛になることもあります。

頭痛が起こるメカニズムとは?

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頭痛のメカニズムは複雑で、多くの要因が絡み合っています。血管の拡張と収縮、筋肉の緊張、神経の刺激などが主な要因です。また、ストレスやホルモンの変動、環境要因(騒音や光の刺激)も頭痛の誘因となります。

慢性的な頭痛(一次性頭痛)の種類と対策

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偏頭痛(血管性頭痛):ズキズキする、動かすと悪化する

偏頭痛は、血管の拡張と収縮により引き起こされるズキズキとした痛みが特徴です。動作で悪化し、吐き気や感覚過敏を伴うことがあります。偏頭痛になる前に、閃輝暗点という症状が起こることがあります。偏頭痛に悩まれている方は最近増加傾向です。

対策:
✅規則正しい生活を心がける
✅ストレスを避ける
✅誘因となる食品や飲料(チョコレート、赤ワインなど)を控える

緊張型頭痛(筋収縮性頭痛):締め付けられる頭全体の痛み

緊張型頭痛は、頭全体が締め付けられるような鈍い痛みです。ストレスや長時間のデスクワークが原因となります。

対策:
✅適度な休憩を取り、正しい姿勢を保つ
✅リラクゼーション法やマッサージを試す
✅定期的な運動で筋肉の緊張をほぐす

群発頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛:目の奥に痛みがあることが、毎日、定期的にある

群発頭痛は、目の奥に激しい痛みがあり、一定の期間に毎日決まった時間に発生するのが特徴です。三叉神経や自律神経が関与しています。

対策:
✅早期に専門医を受診し、適切な治療を受ける
✅アルコールや特定の薬物を避ける

女性の更年期と頭痛の関係とは?

女性の更年期には、ホルモンの変動が頭痛の原因となることがあります。エストロゲンの減少が頭痛を誘発しやすくするため、女性ホルモンのバランスが影響を与えます。

対策:
✅ホルモン補充療法(HRT)を検討する
✅規則正しい生活とストレス管理
✅適度な運動とバランスの取れた食事

頭痛は多岐にわたる原因によって引き起こされるため、自分の症状に合った対策を講じることが重要です。頻繁に頭痛が起こる場合や症状が重い場合は、医師の診断を受けることをお勧めします。

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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

平井鍼灸院 院長 梅田俊

院長梅田俊【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得