生活習慣の改善による睡眠確保の仕方

平井鍼灸院では自律神経失調症、うつ病を持ちながら、
お薬を飲まれている方も多く、特に睡眠薬も多くいらっしゃいます。
睡眠薬は一時的には効果的ですが、夢を見なくなるなど不自然な寝方になったり、
また薬物を中断すると離脱症状
(例えば夢が一気に普段の倍以上になるなど)が出ます。
続けて飲むと耐性がついてくるので、
今度は効き目がなくなっていき、量が増えてしまいます。
なので薬に一時的に頼りながらも、
自分自身で睡眠薬に頼らない眠り方も覚えていく必要があります。
ポイントは10個ありますので、
ぜひできるところから始めてみてくださいね。
<睡眠を自分自身で変えていくためのポイント>
①早くから床につかず、眠くなってから床につく。
 布団の中を考え込む時間にしてはいけません。
 静かで暖かいところで身体を動かさずにじっとしていると、
 人間はつい、考えの堂々巡りをしてしまい、頭が冴えてしまいます。
②起床時間を毎日一定にする。
 寝つくことは自分の努力ではどうにもなりませんが、
起きる時間はコントロールできます。
③昼寝は午後3時までに30分以内
 1日に人が眠れる時間の合計には上限があります。
 昼間に眠ってしまうと、夜の睡眠時間が減ってしまいます。
④昼間に運動や趣味の活動をする。
 頭が疲れても眠りにはつながりませんが、
 身体が疲れたら自然に眠れます。
⑤昼間に日光浴をする。
 太陽が体内リズムの時計を調整してくれます。
⑥寝室は寝るときだけ使用する。
 寝る場所を考える場所、悩む場所、食べる場所、
テレビを見る場所、ネットする場所にしてはいけません。
 「ながら食べ」同様、「ながら寝」もダメです・
⑦就寝前はアルコール・カフェイン・ニコチン摂取を控える。
 アルコールは寝つくのにはよいですが、途中で目が覚めることが起こります。
 慣れも生じます。ニコチン、カフェインは徹夜で仕事するための物質です。
⑧就寝の1~2時間以上前に入浴する、熱い風呂を避ける。
 熱い風呂は目を覚まさせてしまいます。逆に、朝風呂は目覚めに効果的です。
⑨寝つけないときは一度起きて、寝具から離れる
 眠れるようになるまで、別のところで起きて活動しましょう。
 眠気は3時間ごとの周期があります。周期が来たところで寝るようにしましょう。
 目が覚めた周期のところで頑張っても効果が得られることは少ないです。
⑩「眠ろう、眠ろう」としない。頑張ることは眠ることから遠ざける。
以上、10ポイントです。結構量がありますよね。
できるところからはじめてみてください。
自分の力で眠れるようになってくると、だんだん嬉しくなりますよ^^
日常にぜひ取り入れてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
平井鍼灸院
中村 優紀