感情を出すと自律神経は安定する
こんにちは。
平井鍼灸院の中村です。
自律神経を自分でコントロールする方法をお伝えします。
例えば病院に3か月間入院してまったく歩かなかった人が、
退院した後すぐ歩くことはできません。
同じように、怒りのエネルギー(交感神経)と、
悲しみのエネルギー(副交感神経)も、
使わなくなるとうつになっていきます。
起立性調節障害や手足に力が入りにくいなどの事例から説明します。
座っている状態や、寝ている状態から立つことで脳の高さが高くなります。
そのため、血液をより高い位置に運ばなければならないので、
自律神経は交感神経を働かせて血管を収縮させるとともに、
心臓を働かせて血圧を上げていきます。
これを一瞬のうちに行うので、脳の高さが急に高くなっても、
脳に血液を送り続けられるので通常は立ちくらみがおこりません。
起立性調節障害の方はこれができなくなります。
日頃から怒りを抑え込んでいると、
怒りに連動する交感神経の働きが弱くなり、血圧を急に上げられないのです。
うつになる前にこの症状が出る方もいらっしゃいます。
手足に力を入れる能力が落ちてしまうので、
酷くなると脳からの指令が筋肉に届くことさえできなくなってしまい、
自力で歩くことができなくなる方もいます。
悲しみと連動する副交感神経も、
悲しい気持ちを出さないことで弱まってきます。
安心してリラックスすることができなくなったり、
充分休んでいるのに超回復が行われずに身体が回復しなかったりして、
続くと不眠症になります。
症状が起きている人は自分の感情を見直していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
平井鍼灸院
中村 優紀