後頭部の重だるい痛みをストレッチで即効解消!つらい頭痛の原因と対策
デスクワークやスマホ操作が続くと、後頭部がズーンと重い、締め付けられるような痛みに悩まされることがあります。
そのつらい頭痛の多くは、首や肩の筋肉の緊張が原因かもしれません。
この記事では、後頭部の重だるい痛みの原因を解説し、オフィスや自宅で今すぐ実践できる簡単なストレッチや、痛みを繰り返さないための予防習慣を紹介します。
そのつらい痛み、首こり由来の「緊張型頭痛」かもしれません
後頭部に感じる重だるい痛みの多くは「緊張型頭痛」の可能性があります。
これは、頭の周りや首、肩の筋肉が過度に緊張し、血行が悪くなることで起こる頭痛の一種です。
特に、長時間同じ姿勢を続けるデスクワークやスマートフォンの使用は、首の後ろにある筋肉群に大きな負担をかけ、このタイプの頭痛を引き起こす主な要因となります。
痛みの特徴としては、後頭部から首筋にかけて、ギューッと締め付けられるような、あるいは頭に重いものを乗せられたような圧迫感を伴うことが挙げられます。
後頭部の重だるい痛みを引き起こす3つの主な原因
後頭部が重いと感じる痛みは、日常生活の中に潜む複数の要因が絡み合って発生します。
主な原因として、長時間の不適切な姿勢、目の酷使による眼精疲労、そして精神的なストレスが挙げられます。
これらの要因は、首周りの筋肉、特に後頭部を支える「後頭下筋群」に持続的な緊張をもたらし、血流を阻害します。
その結果、筋肉内に疲労物質が蓄積し、重だるさや締め付けられるような痛みとして現れるのです。
長時間のデスクワークやスマホが招く首への過度な負担
パソコン画面をのぞき込む、あるいはスマートフォンを長時間見続ける姿勢は、頭が肩より前に突き出る「ストレートネック」の状態を招きます。
人間の頭は体重の約10%の重さがあり、首はそれを支えています。
頭が前に傾く角度が大きくなるほど首にかかる負担は増大し、首の後ろから肩にかけての筋肉が常に緊張した状態になります。
この持続的な負荷が、後頭部の重い痛みや肩こりの直接的な原因となります。
眼精疲労によって起こる後頭部の筋肉の緊張
パソコンやスマートフォンなどの画面を長時間見続けると、目のピントを調節する筋肉が疲弊し、眼精疲労が起こります。
目の周りの筋肉の緊張は、神経を通じて首や肩の筋肉にも伝わります。
特に、目のすぐ後ろにある後頭下筋群は、目の動きと連動しているため、眼精疲労の影響を強く受けやすい部位です。
目の疲れが首のこわばりを誘発し、結果として後頭部の重だるさや痛みにつながることがあります。
無意識のストレスが引き起こす血行不良と筋肉のこわばり
精神的なストレスは、自律神経のバランスを乱す原因となります。
自律神経のうち、体を緊張させる働きを持つ交感神経が優位になると、全身の血管が収縮し、血行が悪化します。
同時に、体は無意識のうちに力んでしまい、首や肩周りの筋肉が常にこわばった状態になります。
この筋肉の緊張と血行不良が組み合わさることで、後頭部に重い痛みやだるさといった不調が生じやすくなります。
ストレッチの前に確認!見過ごしてはいけない危険な頭痛のサイン
後頭部の痛みの多くは筋肉の緊張によるものですが、中には注意が必要な頭痛も存在します。
ストレッチなどのセルフケアを始める前に、まずは自分の症状が一般的な緊張型頭痛によるものか、あるいは別の原因が考えられるかを確認することが重要です。
特に、温めたり動かしたりすることで症状が悪化する場合や、これまで経験したことのないような異常な痛みが伴う場合は、安易な自己判断は避けるべきです。
動かすと悪化するなら要注意!片頭痛との見分け方
首を動かしたり温めたりすると痛みが悪化する場合、その頭痛は「片頭痛」の可能性があります。
片頭痛は、頭の血管が拡張して神経を刺激することで起こり、「ズキンズキン」と脈打つような痛みが特徴です。
体を動かすと痛みが増し、吐き気や光・音への過敏さを伴うこともあります。
緊張型頭痛とは対処法が異なり、ストレッチやマッサージは逆効果になるため、自分の頭痛のタイプを正しく見極めることが大切です。
すぐに医療機関を受診すべき頭痛の症状とは
後頭部の痛みであっても、以下のような症状を伴う場合は、くも膜下出血や脳腫瘍など、生命に関わる病気のサインである可能性があります。
直ちに脳神経外科などの医療機関を受診してください。
「突然バットで殴られたような激しい頭痛」「手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない」「高熱を伴う」「意識がもうろうとする」などの症状がある場合は、ためらわずに救急車を呼ぶことも検討が必要です。
【実践編】後頭部の重だるさを解消する即効ストレッチ3選
ここでは、後頭部の重だるい痛みの原因となる筋肉の緊張を和らげる、効果的なストレッチを3つ紹介します。
いずれも特別な器具は不要で、オフィスや自宅で手軽に行えるものばかりです。
痛みを感じない、心地よい範囲でゆっくりと行うことがポイントです。
無理のない範囲で実践し、つらい首や肩のこりを解消しましょう。
オフィスでできる!椅子に座ったまま行う簡単あご引きストレッチ
背筋を伸ばして椅子に浅く座り、姿勢を正します。
両手を後頭部で組み、指の力で頭を軽く前に倒しながら、あごを鎖骨に近づけるように引いていきます。
このとき、首の後ろの筋肉が心地よく伸びているのを感じながら、20秒ほどキープします。
次に、右手で頭の左側を持ち、ゆっくりと右斜め前に倒し、左の首筋を伸ばします。
同様に20秒キープした後、反対側も行います。
呼吸を止めずにリラックスして行うのがコツです。
寝る前5分でOK!タオルを使って後頭下筋群をほぐす方法
フェイスタオルを1枚用意し、筒状に丸めます。
仰向けに寝て、丸めたタオルを首の後ろ、髪の生え際の少し下にあるくぼみに当てます。
この状態で、ゆっくりと顔を左右に振り、後頭部と首の付け根にある後頭下筋群をタオルの上で転がすように、心地よい圧でほぐします。
1分ほど続けたら、一度タオルを外し、首をリラックスさせます。
これを数回繰り返すことで、深層部の筋肉の緊張が和らぎます。
目の疲れもスッキリ!視線を動かすだけの眼球エクササイズ
顔は正面に向けたまま動かさず、視線だけをゆっくりと動かします。
まず、視線をできるだけ真上に向け、5秒間キープします。
次に、同じように真下、右、左へと視線を動かし、それぞれ5秒間キープしてください。
最後に、視線を右回りに大きく3周、続いて左回りに大きく3周させます。
このエクササイズは、目の周りの筋肉の緊張をほぐし、眼精疲労からくる後頭部の痛みの緩和に役立ちます。
痛みを繰り返さない!頭痛を予防する日常生活の3つの習慣
ストレッチで一時的に痛みが和らいでも、根本的な原因となる生活習慣を見直さなければ、頭痛は再発しやすくなります。
ここでは、後頭部の重だるい痛みを繰り返さないために、日常生活で意識したい3つの習慣を紹介します。
正しい姿勢の維持、血行促進のためのケア、そしてこまめな運動を取り入れることで、頭痛が起こりにくい体作りを目指しましょう。
ストレートネックを防ぐための正しい姿勢の作り方
正しい姿勢を保つことは、首への負担を減らす上で最も重要です。
椅子に座る際は、深く腰かけて骨盤を立て、背筋を自然に伸ばします。
あごを軽く引き、頭のてっぺんから糸で吊られているようなイメージを持つと、重い頭を背骨全体で支えることができます。
パソコンのモニターは目線がやや下になる高さに調整し、スマートフォンを使用する際は、画面を目の高さまで上げて操作するよう心がけることが、ストレートネックの予防につながります。
首周りの血行を良くする効果的な温めケア
首や肩周りの血行を促進することは、筋肉の緊張を和らげ、痛みを予防するのに効果的です。
38〜40℃程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かる全身浴は、心身のリラックスにもつながり、血流を改善します。
時間がない場合は、蒸しタオルや市販の温熱シートなどを首の後ろに当てて温めるのも良い方法です。
特に、デスクワークの合間や就寝前に行うと、こり固まった筋肉がほぐれやすくなります。
筋肉の緊張をリセットする休憩中の軽い運動
長時間同じ姿勢で作業を続けると、特定の筋肉が緊張し続けます。
1時間に1回は席を立ち、軽い運動を取り入れて筋肉の緊張をリセットすることが大切です。
大きく伸びをしたり、肩をゆっくりと前回し・後ろ回ししたりするだけでも効果があります。
また、少し歩き回ることで全身の血流が促進され、首や肩への負担が軽減されます。
こまめに体を動かす習慣をつけることが、慢性的なこりや痛みの予防につながります。
後頭部の重だるい痛みとストレッチに関するよくある質問
ここでは、後頭部の重い痛みや、その解消法であるストレッチに関して、多くの方が抱く疑問にお答えします。
ストレッチの効果的な実施方法から、セルフケアで改善しない場合の受診先まで、具体的な情報を提供します。
つらい頭痛を正しく理解し、適切に対処するための参考にしてください。
Q1.ストレッチはどのくらいの強さや頻度で行うのが効果的ですか?
痛気持ちいいと感じる程度の強さで、1つの動作につき20〜30秒かけてゆっくり筋肉を伸ばすのが効果的です。
反動をつけず、呼吸を止めないように意識してください。
頻度は、1日に数回、デスクワークの合間や就寝前など、筋肉の緊張を感じたタイミングでこまめに行うのが理想です。
Q2.セルフケアを続けても痛みが改善しない場合は何科を受診すればよいですか?
まずは整形外科の受診を検討してください。
首の骨や神経に異常がないかを調べることができます。
また、痛みが激しい場合や、めまい・吐き気など他の症状を伴う頭痛の場合は、脳神経外科や脳神経内科の受診が推奨されます。
原因に応じて適切な診療科を選ぶことが重要です。
Q3.後頭部の痛みに直接効くツボはありますか?
後頭部の痛みに効果が期待できる代表的なツボに「天柱」と「風池」があります。
天柱は首の後ろの太い筋肉の外側、髪の生え際にあるくぼみです。
風池は天柱の指一本分外側にあります。
親指で心地よい圧をかけ、数秒間押して離すを繰り返すと、頭痛や眼精疲労の緩和に役立ちます。
まとめ
後頭部の重だるい痛みは、長時間のデスクワークやスマホ使用、ストレスなどが原因で起こる緊張型頭痛であることが多いです。
痛みの緩和には、首の後ろの筋肉をほぐすストレッチが有効です。
ただし、動かすと悪化する片頭痛や、危険な病気のサインが隠れている可能性もあるため、症状の見極めが重要です。
ストレッチを実践するとともに、正しい姿勢や血行促進ケアなどの生活習慣を見直し、痛みの再発を予防することが求められます。
症例・患者さんの声

【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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