吐き気と自律神経失調症の治療実績 ‐江戸川区 平井‐
【自律神経失調症 症状41】
【患者像】
Yさん 20代 男性
【来院】
2017.4
【症状】
主訴:吐き気
肩こりや全身硬直が一日中続く状態が継続し、めまいやふわふわ感も出てきている。自律神経症状が激しい為、仕事にも影響が出ている。朝方の症状が特にひどい。消化器系の不調や体の中の血流状態も悪化している為、腹部圧痛がある。
【治療経過と内容】
治療方針:
体の中の血液の滞りを改善する
Yさんのお体は、消化器系の特に胃、腸、脾臓の調整が必要な状態で、特に水分と血流の改善が核となる治療となる。体の治療をするうえで最も大切なのは、どの治療穴を選び治療をするのかということであるが、今回の症例では血液の流れと水分の流れを同時に調整する血海というツボを使用して、血を補った。その結果水分の流れも良くなり、胃の調子が改善している。
【同時に治療した症状】
めまい
【使用した主なツボ】
天枢
【考察】
Yさんは仕事上月末に体に負担がかかりやすく、朝起きたときや夕方に吐き気を感じることが多い方でした。体の所見を見て、適切な配穴をすることで効果を最短距離で出すことが出来ました。特に体に対する健康知識、心と体のつながりについての説明をすることで、頭で理解できている点が、改善を加速させました。
自律神経失調症の方は体の健康不安が大きすぎて、治るという希望を信じることが出来ないでいます。だからこそ私たちが、自律神経の正しい知識をお伝えして、交感神経と副交感神経のバランスを整えることにより、体質から変わるのだという事実を創り出すことが、本当に大切です。
これからも患者さんに、正しい自律神経失調症に対する対処法を伝えていきます。
【関連記事】
https://www.hirai-shinkyuin.com/%E8%87%AA%E5%BE%8B%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87%E3%81%A8%E5%90%90%E3%81%8D%E6%B0%97/
以上です。