免疫力を高めるカギは自律神経にあり!その仕組みを解説
こんにちは!平井鍼灸院の鈴木開登です!
年末年始で休み、その後体調を崩していませんか?疲労が蓄積すると免疫力が低下しますので体調管理を行っていきましょう!
前回の投稿の「坐骨神経痛が治らない理由は自律神経の乱れかも?」についても読んでくださいね!
https://hirai-harikyu.com/case/case-6806/
今回は「免疫力を高めるカギは自律神経にあり!その仕組みを解説」についてお伝えしていきます。
現代社会ではストレスや疲労が原因で免疫力が低下し、体調を崩す人が増えています。特に、自律神経が乱れると免疫機能が大きく影響を受けるため、健康維持には自律神経の調整が重要です。免疫力と自律神経の関係、疲労が与える影響、そして鍼灸が免疫力を高める方法について詳しく解説します。
自律神経と免疫力の深い関係
自律神経は、私たちの身体を無意識にコントロールする神経系で、「交感神経」と「副交感神経」の2つから成り立っています。
- 交感神経:活動時やストレスがかかった際に働き、心拍数を上げたり、血圧を上昇させたりします。
- 副交感神経:リラックス時に働き、消化活動を助けたり、心拍を安定させたりします。
これら2つの神経がバランスよく機能することで、免疫系も最適に働きます。しかし、長期間ストレスが続いたり、不規則な生活を送ったりすると、交感神経が優位になりがちです。その結果、免疫細胞であるリンパ球の働きが抑制され、風邪や感染症にかかりやすくなります。
疲労と免疫力の低下
疲労は、自律神経を乱す主要な要因の一つです。慢性的な疲労は副交感神経の働きを低下させ、免疫力をさらに弱める悪循環を引き起こします。具体的には以下のような影響があります:
- 抗ウイルス作用の低下:疲労により免疫細胞の働きが鈍り、ウイルスへの抵抗力が弱くなる。
- 炎症反応の悪化:自律神経の乱れによって炎症を抑える能力が低下し、慢性的な炎症が起こりやすくなる。
- 睡眠の質の低下:疲労が溜まると睡眠の質も悪化し、免疫力回復の妨げになる。
鍼灸が免疫力に与える効果
東洋医学では、身体全体のバランスを整えることが健康維持の基本とされています。鍼灸は、自律神経を整えることで免疫力を向上させる効果が期待できます。
1. 自律神経の調整
鍼灸治療では、特定のツボに刺激を与えることで交感神経と副交感神経のバランスを整えます。たとえば、「百会(ひゃくえ)」や「足三里(あしさんり)」などのツボがよく使われます。これにより、ストレスが軽減し、免疫系が正常に働きやすくなります。
2. 血流改善
ツボ刺激によって血流が促進され、免疫細胞が全身にスムーズに運ばれるようになります。特に「三陰交(さんいんこう)」や「太衝(たいしょう)」といったツボは血流改善に効果的です。
3. 疲労回復
鍼灸は筋肉の緊張をほぐし、体内のエネルギー循環を良くするため、慢性的な疲労を改善します。疲労が軽減することで、自律神経のバランスも整い、結果的に免疫力が向上します。
まとめ
免疫力を高めるには、自律神経のバランスを保ち、疲労をためないことが大切です。鍼灸はその両方をサポートする有効な方法として、健康維持や病気予防に役立ちます。定期的なケアで心身のバランスを整え、健やかな毎日を過ごしましょう。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
平井鍼灸院 鈴木開登
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得