坐骨神経痛が治らない理由は自律神経の乱れかも?
こんにちは!平井鍼灸院の鈴木開登です。
年末年始はゆっくり過ごせましたでしょうか?インフルエンザも流行っているので体調にお気をつけてお過ごしください🤧
前回は、「腰痛が引き起こす姿勢の悪化とその対処法」についてお伝えしました。
良かったらご一緒に読んでみてくださいね。
https://hirai-harikyu.com/case/case-6756/
今回は「坐骨神経痛が治らない理由は自律神経の乱れかも?」についてお伝えします!
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛は、腰からお尻、太もも、ふくらはぎを通って足先まで伸びる坐骨神経が何らかの原因で圧迫されたり、刺激を受けることによって発生する痛みや痺れを指します。坐骨神経痛は疾患名ではなく、症状を表す言葉です。
坐骨神経痛の主な原因
- 椎間板ヘルニア
腰椎の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みや痺れが生じます。 - 脊柱管狭窄症
脊柱管(脊髄が通る管)が狭くなり、神経が圧迫されることで症状が現れます。高齢者に多い原因です。 - 梨状筋症候群
お尻にある梨状筋が硬くなることで、坐骨神経を圧迫する状態です。長時間の座位や運動の過剰によって引き起こされることがあります。 - 変形性腰椎症
加齢による骨の変形が坐骨神経を刺激し、痛みを引き起こします。 - その他の要因
腫瘍、感染、外傷なども坐骨神経痛の原因になる場合があります。
主な症状
- 痛み: お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけての鋭い痛みや鈍痛。
- 痺れ: 足やつま先の感覚が鈍くなったり、チクチクした感覚。
- 筋力低下: 足に力が入りづらい、動きにくい。
- 歩行困難: 痛みや痺れで歩くのが困難になることがあります。
症状の程度は人によって異なり、軽い不快感から日常生活に支障をきたす重度のものまであります。
自律神経と坐骨神経痛の関係
1. 痛みと自律神経の関係
慢性的な痛みが続くと、交感神経が過剰に働き、以下のような悪循環が生じます:
- 筋肉の緊張がさらに強まる。
- 血流不良が悪化し、痛みが長引く。
鍼灸治療は、副交感神経を活性化させることで、これらの症状を緩和します。
2. ストレスによる影響
ストレスによって自律神経が乱れると、筋肉が硬直し、痛みが増加する場合があります。鍼灸治療では、ストレス緩和効果が得られるため、坐骨神経痛の予防や再発防止にも役立ちます。
鍼灸による坐骨神経痛のケア
鍼灸は坐骨神経痛の痛みや痺れを緩和するのに効果的です。以下のポイントで症状を改善します:
筋肉の緊張を緩める
鍼刺激により、神経を圧迫している筋肉(梨状筋や腰部の筋肉)を緩和します。血流促進
鍼治療は血流を良くし、神経への酸素供給を改善します。自律神経の調整
痛みによる交感神経の緊張を和らげ、体全体のリラックスを促します。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
平井鍼灸院 鈴木開登
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得