自律神経の乱れをいち早くキャッチ!
こんにちは。平井鍼灸院の鈴木開登です。
前回は「自律神経をそのままにしないで!」についてお伝えしました。
↓詳しくはこちらをご覧ください↓
https://hirai-harikyu.com/case/case-5598/
自律神経の危険信号をいち早くキャッチできることが大切になりますので、今回は「不眠症」についてお伝えします。
「目がさえて眠れない」「疲れているのに眠れない」「眠りたいのに眠れない」「〇〇が気になって眠れない」など
現在、このような不眠症の方が急増しています。不眠症に限らず自律神経失調症やうつ病は「休む神経」の力が弱くなっている状態です。
ご存知だとは思いますが、自律神経には「副交感神経(休む神経)」と「交感神経(動く神経)」との2つがあります。休むときや眠るときは「休む神経」が強くなり「動く神経」は弱くなります。それとは、逆に、働いたり、緊張したり、ストレスを感じるときには「動く神経」が強くなり、「休む神経」強くなります。
通常、夜は休む神経が強くなります。そのため、夜は眠くなるのですが、不眠症の方は夜でも休む神経が強くなりません。
不眠症の原因をお伝えする前に不眠症の3つの種類についてお伝えさせて頂きます。
①入眠困難
「眠れない」という状態はこちらが当てはまります。朝方の3時や4時まで眠れない場合もあります。
②中途覚醒
眠りに入ることはできるが、睡眠の途中に起きてしまうことです。途中に起きてすぐに寝れれば問題ないのですが、1度起きたらなかなか眠れない方はこちらに当てはまります。
③早朝覚醒
用もないのに朝早く起きてしまう早朝覚醒です。早朝覚醒で目覚めたときに、眠い方は不眠症と言われても納得は行くと思うのですが、元気に感じる人もいます。元気に感じていても実は立派な不眠症です。
では、不眠症になる3つの原因をお伝えさせて頂きます。
①自律神経のリズムが狂ってしまっている
昼間に長く寝てしまった場合は自律神経のリズムが狂い不眠症でなくても寝付きが悪くなったりします。たまにはこのような日があるのは良いのですがこの状態が続くと昼夜逆転が続き不眠症の原因になります。
②心の興奮が治まらない
昼間に緊張や興奮をしすぎた場合は、大きなストレスを受けることにより動く神経が強くなりすぎ動く神経の働きが弱くならなくなってしまいます。
また、明日(将来)のことで緊張や興奮している場合、または不安な場合は遠足が楽しみだと寝れないように動く神経を強くさせてしまいます。
③継続的緊張
長期間ストレスや不安などを感じていると、心と体が緊張癖を持ってしまいます。この状態は動く神経が強くなり眠れなくなってしまいます。特にいつ終わるか分からないストレスはストレスの強さが増しますので不眠症になりやすくなります。
人間は、生きていれば体や脳に疲労物質というものが溜まります。本来、それは眠っている間に休む神経が働き取り除いてくれるのですが、休む神経の働きが弱くなってしまうと疲労物質の多くが取り除かれません。すると、朝から疲れている状態になります。
また、「夢をよく見る」という方も眠りが浅い可能性があります。夢をよく見るというのは、眠りの浅い時間が続いているので体を休めたいのに休めていない状態になっています。
今回は「不眠症」の危険信号をいち早くキャッチできる情報と原因についてお伝えしました。
ご自身の睡眠の質を一度確認してみてください。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
平井鍼灸院 鈴木 開登
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得