ホルモンバランスの乱れと自律神経失調症の治療実績‐江戸川区 平井 はり-
【自律神経失調症 症状43】
【患者像】
Oさん 40代 女性
【来院】
2014.11
【症状】
主訴:肩こり、ホルモンバランスの乱れ
IT系のお仕事しながら、慢性の肩こりで悩んでいるOさんは、ホルモンバランスの乱れによる顔の赤みや肌荒れでも悩んでいる。仕事は連日深夜まで及ぶことがあり、睡眠時間も4時間程度と短い生活習慣を送っている。薬を飲んでホルモンバランスに対して治療を施しているが、心身共に常にアドレナリンが出ていて休まらないという症状がある。
【治療経過と内容】
治療方針:
肩こりとホルモンバランスを改善する為に、肝機能を改善する
Oさんは健康診断では特に問題はないが、東洋医学的所見をみていくと肝臓の弱りがある。肝臓が弱っていくことで自律神経の乱れやホルモンバランスの異常が起こりやすくなるため、肩こりなどの慢性血行不良に対しても肝臓の治療は有効。具体的には、食生活の改善と肝臓の経絡のツボを使って改善を図ったところ、改善が見られた。
【同時に治療した症状】
睡眠不足
【使用した主なツボ】
腎兪、肝兪
【考察】
Oさんは、もともとあまり体に気を使っていなかったタイプの方でした。平井鍼灸院に通い始めてから、体の様々な以上に気が付きはじめ、今ではサプリメントも併用して体質改善を試みています。Oさんのように、自分の体の状態に気が付いていない人は本当に多いです。特に、アドレナリンが出やすい性格の方は要注意です。今後の患者さん別の指導案に関しても、同じような関わりが重要になります。
今回の治療で分かったことは、肝臓の機能低下を治療していくには時間がかかるということ、時間がかかってもしっかりと改善に向かうことが出来る臓器だということです。
以上です。