症例報告「自律神経失調症(偏頭痛) 症例1」‐東京・江戸川区・平井‐

【自律神経失調症 症例6】
【患者像】
Kさん 30代 男性
【来院】
 2016.8 
【症状】
主訴:頭痛(右眼の奥から後頭部まで)
受信する2日前から、頭痛を発症。月に数回起こる偏頭痛であったが、ロキソニンを服用して横になっていても改善しなかった。暑くなり始めの気候の変化によって、身体がシャキッとしない感覚があった。時には吐き気をもよおすこともある。
【治療経過と内容】
治療方針
季節の温度変化ストレスに対応する為に、肺気虚を改善する
仕事でのストレスや家庭でのストレスが認められなかった為、外気温環境変化に対応出来ない営衛不和の状態と判断し、肺兪と脾兪に刺鍼をしたところ、頭痛の症状が改善された。頚部の緊張も強い為、交感神経緊張状態による頭痛が出ている。
【同時に治療した症状】
体全体がだるい
【使用した主なツボ】
肺兪、頚百労
【考察】
症状の発症原因に外気温環境への対応が出来ていないことを考えると、自律神経失調症による偏頭痛が起こっている可能性が高かったので、肺を補ったところ症状の改善がみられた。特に、肺と大腸の営衛交通が滞ることによって症状が悪化していた。喉にも症状が出ていたので、呼吸器系の弱りを認めた。本人はあまり自覚していないが、肺虚は子供の頃からあったと考察している。今後は、疲れた時に体がシャキッとしないという症状もある為、腎虚の所見も確認しながら治療を継続していく。
【患者さんの声】
https://hirai-harikyu.com/voice/K.M%E3%81%95%E3%81%BE%E3%80%80%EF%BC%AF%EF%BC%AB.png