感情と自律神経の関係③

こんにちは(*^^*)
平井鍼灸院の今木です。

前回は、感情は自律神経を働かせるためのエネルギーである事を
お伝えしました!!

今回はもう少し深堀りしてお伝えします(^^)

うつ症状を訴える方の多くは「やる気が出ない」
と口にされます。
これは、普段から「怒り」などの交感神経を働かせる感情を
抑え込んでしまい、十分に表現していないために
交感神経が働きにくくなるために起こります。

その逆に「不安でリラックスできない」と言う方は
十分に「悲しみやさみしさ」を表現できていないために
副交感神経が働けず、愛を感じにくくなっているのです。

愛を感じられなければ、不安になり、リラックスできません。

怒りを十分に表現すれば、やる気も出てきますし
悲しみを十分に表現すれば安心してリラックスできるようになります。

うつ症状が出ている方に、やる気も出ずに不安を抱える方が多いのは
交感神経も副交感神経も両方の働きが低下しているからなのです。

また、交感神経は怒りのエネルギーであり
外に向くエネルギーになります。
そのため、スポーツや仕事など
具体的な行動のエネルギーになります。
逆に副交感神経は悲しみのエネルギーであり
内側に向くエネルギーです。
そのため、自分自身の身体や心を癒し、
回復するためのエネルギーになります。

しかし、、、
「そんなに怒りは感じない」「そんなに悲しいと感じない」と
いう方もいると思います。
そのような方はその感情を抑えつけるあまり、その感情を
無意識に感じないようにしている可能性があります。

感情はエネルギーなので、感じてしまうとそれを抑えるのに
筋肉の収縮という努力が必要になります。

最初は、感情を抑えようという意識的に頑張るので疲れますが、
感情を感じなくなれば意識的に抑え込む必要がなくなります。

しかし、無意識で感情を感じながら無意識で抑えつけているので
自分では感じていないだけで、エネルギーはどんどん減っています。

また感情を感じないようにするという事は、
「喜び」「幸せ」といった感情も感じなくなってしまうのです。

このような状態が続くと、生きている実感が得られなくなってしまうのです。

感情を感じにくくなってしまったことは、
生きるための手段でもありますが、ずっとそのままで良い
ということではありません。

感情と自律神経の関係から言うと
怒りを感じやすい方は交感神経タイプで
悲しみを感じやすい方は副交感神経タイプです。

健康で元気な方は、怒りも、悲しみも感じ
交感神経、副交感神経ともに活発に働きます。

自律神経の働きを強くするには、感情がとても重要になるのです。

感情に良い悪いもありません。
感情はあなたの中から生まれるエネルギーそのものです。

大事に扱っていきましょう。

次回は「感情を使う事で自律神経は強くなる」ということを
お伝えします<(_ _)>
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!(*^^*)
江戸川区 平井鍼灸院
今木 薫
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