うつの間違った3つの常識③

こんにちは(*^^*)
平井鍼灸院の今木です。

3回に分けて「うつの間違った3つの常識」をお届けしています。
前回までは、
①「精神的ストレスがあるからうつになる」
②「うつは心に問題がある」
が間違った常識であることをお伝えしました。

今回は最後、
③「うつはイライラしたりクヨクヨしたりする性格に問題がある」
という考え方が間違っているという事をお伝えしていきます。

うつは性格の問題と考えてしまうと、改善するものも
しにくくなってしまいます。

言いたいことを我慢してしまう、完璧を求める
白黒つけないと気が済まない、ネガティブに考える
など色んな性格があります。
この性格は、幼少期において最も快適に過ごすために
身につけた生き方であり、自分自身を守るための防衛システム
だと言えます。

たとえ最悪な環境であったとしても、
「性格」という防衛システムがある事で
一番負担の無い状況にしてくれているのです。
今の生活とは状況が変わっていても
幼少期に培ったこの防衛システム「性格」を
使ってしまうことで、今の生活状況に合わない
ようになり生きにくくなってしまう事があります。

例えば、子供の頃に親から
「我慢しなさい」と必要以上に言われていたら
自分の意見を言わずに何でも我慢する癖がついて
「子供は黙っていなさい」と言われたら
喋って怒られるよりは、黙っていた方が快適だと
感じるようになります。

つまり性格とは、主に家庭や学校、地域社会などの
社会的な環境に適応しできるだけ最適に過ごせるように
あなたが「努力してきた結果」なのです。

「うつは性格に問題がある」と考えると、
幼少期に自分がしてきた努力を否定する事になります。
自己否定というのは、うつの大きな原因になります。
結果的にうつを改善しにくくさせてしまいます。

記憶にあるないは置いておいて、今の性格は
自分自身を守るために築き上げてきた努力の結果だと
認めてあげて下さい。
そして、一人でよく頑張ってきたと自分自身を
ねぎらってあげてください。

問題は、性格以外のふるまいや対応ができない事であり
性格そのものが問題ではないのです。

まずは今の自分を築き上げてきた努力として
その性格を認めていきましょう。
あなたがここまで生きてきた証であり
守ってきてくれた最大のパートナーは
自分自身です。

自分自身に「ありがとう」と言ってあげてみましょう。
声に出さなくてもいいです。
まずは心の中でそっとつぶやいてみてください。
声に出せたら鏡を見ながらでも
自分を抱きしめながらでも「ありがとう」と
言ってあげてください(*^^*)

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
江戸川区 平井鍼灸院
今木 薫
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