うつになりやすい「上気」という状態

「上気」とは、

特に顔や頭など身体の上の方に気(エネルギー)が上がったままになり、
下半身に下がってこないことを言います。

症状としては、

・頭痛、頭が重い、めまい、ぼーっとする
・顔のほてり、顔や頭にたくさん汗をかく、顔のむくみ、舌のむくみ
・ある事柄が頭から離れない、妄想、ネガティブに考える、理屈っぽくなる
・集中力がなくなる、焦る、そわそわする
・心臓がドキドキする、呼吸が苦しくなる、のどに締め付け感や違和感がある
・手足が冷える、手や足に力が入りにくい、手足がムズムズしたり、かゆくなる。

原因は、

①呼吸
②思考
③意識

にあります。

①呼吸
深くリラックスする呼吸をするためには、
呼吸するための主役の筋肉である横隔膜がきちんと働くことが大切です。
「上気」の多くの場合は、この横隔膜がうまく働いてないことが多くあります。

②思考
思考とは考えることですが、身体を動かしたり感じたりするよりも
頭で考えることが多いと上気になり、うつになりやすくなります。
「考えすぎ」などとよく言われていますが、
考えすぎることはたくさんのエネルギーを頭で使うことになり、
体にエネルギーが行かなくなります。

③意識
普段、みなさんは身体のどこを意識されてますでしょうか。
一般的には顔・肩・胸・腕など身体の上の方に意識が行っています。

これは脳がそのように出来ているからで、
足は顔と頭を合わせた感覚よりも1/3程度しか感じられなくなっています。
脳の感覚やが足の3倍の面積があるためです。
意識もエネルギーの一つなので、
身体の上の方に意識があると身体のエネルギーも上に向かい、うつになりやすくなります。

「呼吸」「思考」「意識」
この3つが大切ということを覚えておいてください^^

対策については次回お伝えしますね。

最後までお読み頂きありがとうございます。
平井鍼灸院
中村 優紀