■過敏性腸症候群のガス型の対応法■

今回は過敏性腸症候群のガス型対応法をご紹介します。
これは、患者さんに対する原因把握の仕方からどのような施術Pointがあるのかをお伝えします。

1.過敏性腸症候群ガス型の方は、どんな方が多いのか?
過敏性腸症候群ガス型の方は、ストレスが溜まると体の内にため込んでしまうタイプです。
具体的には、精神的ストレスを感じた時に言葉にすることが出来ないなどが当てはまります。
精神的ストレスを言葉にすることが出来ないと、お腹が硬くなり自律神経の緊張が高まります。
最終的に腸の血流が悪くなることに繋がり、ガスの発生が頻繁になるのです。

2、過敏性腸症候群ガス型の原因は、何なのか?
上記でも書いてある内容でもありますが、この症状の原因は精神的ストレスが大半です。
あとは、食事の栄養素不足、食物繊維の消化不良、グルテンの悪影響、運動に不足、血流不足などが考えられます。
ストレスの強度が上がれば上がるほど、生活習慣が乱れていくので原因の全てに悪い影響が加わります。
またどんなに生活習慣を整えても、身体を巡る水分量が不足していることで、血液の滞りが生まれると変化が出づらいことがあります。

3.過敏性腸症候群ガス型の症状への対応法とは?
東洋医学では、過敏性腸症候群の病態把握をするときに、脾臓と大腸、胃の反応を確かめます。
消化器形の臓器の反応が悪いことで、身体は栄養を消化吸収排泄しづらくなりますので、腸内環境が悪化します。
施術で主に行うのが、お腹の固さと首の硬さを変化させることです。鍼とお灸を中心に施術を組み立てます。
3回ぐらいで症状に変化が出てくるので、あとはセルフケアでセロトニンの活性と運動の習慣、お水の摂取などを推奨して整えます。

4.平井鍼灸院の患者さんの変化例とは?
20代女性、過敏性腸症候群便秘ガス型の方は、鍼施術と整体を組み合わせてお腹の固さと首の硬さに変化が出ました。
その後栄養指導と運動指導、自宅でのお灸指導を行うことによって状態は安定しています。
期間としては6か月ほどでしたら、早い方は3か月以内に状態が安定します。
人によって変化例の期間が短い方や長い方もいらっしゃいますが、基本的には3か月で変化を出すように施術計画を組み立てています。

平井鍼灸院では、自律神経失調症の変化を出す為にはコツコツと施術を受ける事と、生活習慣を直すことが必要になります。
施術者だけではなく、勤務しているスタッフ全員があなたの症状に対して真剣に関わってくれます。安心してくださいね。
以上です。
院長 梅田俊