■首の辛さが、精神的な悩みからだった事例■

今回は、首の辛さが精神的な悩みから起こっていた事例をご紹介致します。
※個人の特定が出来ないように、内容を一部修正しております。

■名前:Kさん
■性別:女性
■年齢:40代
■主訴:首の痛み、動かすことが出来ない感じ
■通院歴:整形外科

〇状態
Kさんは2週間前から首が回りづらくなり、寝違えたような症状に悩まされていました。薬を飲むのも嫌だし、辛さが取れないので鍼灸院に来院されました。頭痛が起こることもあり、生活に支障が出ていました。ストレートネックと、整形外科で言われたことがあるので、首の歪みを気にされていました。職業柄、身体を酷使するのでなるべく早く回復したいという願望がありました。
精神的に負担がかかる職場であったこともあり、症状が出始めたころに起こった出来事から、精神的負担から辛さが出たのではないかと、Kさんも考えていました。
実際に、過去に同じような辛さが出たことがあり、その時も環境の変化のストレスが原因だったことが、今回の症状が精神的な悩みからの痛みではないかと思った理由となりました。

〇施術
手足と頭に鍼をして、首の緊張とお腹の固さが取れました。1回目の来院から4回目の来院までの間で症状は全て消失。
鍼は3mmほどツボにさして仰向け5分、うつ伏せ5分の施術を行いました。足の温めをしながら行っていた為、血流を回復させるように施しました。

〇考察
患者さんの身体の症状は、骨格の歪みからくるものと精神的な悩みからくるものに大きく分けられます。今回は精神的な悩みがきっかけで歪みを発症し、血流が悪くなるのと筋肉の緊張が強くなることが同時に起こってしまった可能性がありました。いまは、精神的な悩みがあったとしても体が元気になっているので、症状が出なくなったのだと考察しました。
以上です。