目は冷やす?それとも温める? -平井・鍼灸・江戸川区-

パソコンやスマートフォン、タブレット・携帯ゲームの普及によって社会的な利便性の向上が挙げられる反面、目を酷使する人が多くなり、社会問題にもなっております。

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目の疲れは・一時的に酷使した結果疲れる。・慢性的に画面を見ている方が慢性的に疲労をしている。という大きく2パターンに部類されます。よく、「目が疲れている時は、居酒屋で貰う温かいおしぼりを目の上に置くと楽になる」という声や
「冷たいタオルで目を覆うと楽になる」といった真逆のことをして楽になるという声を伺います。

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果たして目の疲れに対して、どちらが正解なのでしょうか?答えは、どちらも正解です。しかし、急性症状なのか慢性症状なのかで行うことは異なります。今日は目を沢山使った。目が軽く赤く炎症のような感じがする。といった時は冷たいおしぼりを軽く目の上へ置いてみてくだい。慢性的に眼精疲労やドライアイの方はホットタオルがおすすめです。目の周囲の収縮や緊張によって症状が出ているので、温めて血管を拡張させることが改善に繋がります。上記の様な処置を【温罨法】【冷罨法】といいます。実は…【禁忌】もあるのでぜひ注意してください。・温罨法:出血傾向がある場合 、血栓がある場合、急性炎症、悪性腫瘍温めることで血管が拡張、代謝があがるため上記が禁忌。

冷罨法:循環障害、開放性損傷、レイノー現象、血栓ができやすい時冷やすことで血流が抑制し代謝が下がり、血管収縮作用が起こるので上記が禁忌。ほか寒冷蕁麻疹や急性炎症も禁忌。
行う際は上記の点を気を付けて行ってみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
平井鍼灸院
鍼灸師 石渡 圭亮