症例報告「自律神経失調症(頭痛)症例5」 ‐東京・江戸川区・平井‐

【自律神経失調症 症状26】
【患者像】
Tさん 40代 男性

【来院】
 2016.2

【症状】
主訴:頭痛、肩凝り
Tさんは、PC関係のお仕事についており毎日デスクワークで慢性の肩凝りがあった。頭痛は特に眼精疲労や首の疲れなどから起こり、薬を飲んでも改善されない状態だった。体は冷え性で、手足やお腹に冷えが著明に確認されるほど体は冷えていた。日頃のストレスは仕事関係で感じている。

【治療経過と内容】
治療方針
温石透熱療法でお腹を温めながら、副交感神経を働かせる
Tさんは、身体が冷えていることから日常的に交感神経緊張状態があったと考えられる。末梢血管が閉じてしまうことで冷えを感じる傾向が強くなり、身体は緊張しやすい状態だった。温石透熱療法で体を温めて行った結果、腸内の血流が改善し、体をリラックス状態に近づける事が出来る様になった。
頭痛は2カ月目以降から変化を感じ、4ヶ月目以降では頭痛は殆ど感じなくなっていた。

【同時に治療した症状】
胃腸の疲れ

【使用した主なツボ】
中脘・関元

【考察】
Tさんは、日常生活では食生活の乱れがあったり、PC作業が殆どな状況もあり、運動不足になりがちだった。体の状態を考えたら、サプリメントの服用やセルフケアをしていれば慢性的な頭痛を引き起こすまで行かなかったのではないかと考えられる。今回、4ヶ月~6カ月で体の体質改善が行われた結果、肩凝りはあるものの、頭痛は優位に改善された。