胃もたれに効くツボ【即効性】食べ過ぎやストレスに効く手足の押し方
食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレスなどで胃が重く感じる時、薬に頼らずに不快な症状を和らげたいと考える人は多いでしょう。
そんな時に頼りになるのが、いつでもどこでも実践できるツボ押しです。
胃もたれの原因や症状に合わせて適切なツボを知っておけば、つらい胃の不快感を素早くセルフケアで解消できます。
この記事では、即効性が期待できる万能なツボから、原因別の効果的なツボ、正しい押し方まで詳しく解説します。
まずはココ!胃もたれに即効性が期待できる2つの万能ツボ
数あるツボの中でもまず覚えておきたいのが「合谷(ごうこく)」と「足三里(あしさんり)」です。
この2つは胃腸の不調全般に効果が期待できる万能ツボとして知られており胃もたれや胃痛を感じた時に最初に試すのに適しています。
どちらも見つけやすく押しやすい場所にあるため外出先や仕事中でも手軽にケアできるのが魅力です。
胃の不快感に対する即効性も期待できるため覚えておくと安心です。
手の甲にある「合谷(ごうこく)」の正しい位置と押し方
合谷は、手の甲にある万能ツボです。
場所は、親指と人差し指の骨が交わる付け根の部分で、やや人差し指側にあります。
押すとズーンと響くような痛みを感じる箇所が合谷です。
押し方は、反対側の手の親指を合谷にあて、人差し指側の骨に向かって押し上げるように刺激します。
息を吐きながら5秒ほどかけてゆっくり押し、息を吸いながら力を緩める動作を数回繰り返しましょう。
胃腸の調子を整えるだけでなく、頭痛や肩こり、ストレスの緩和にも効果が期待できるため、覚えておくと様々な場面で役立ちます。
ひざ下にある「足三里(あしさんり)」の簡単な見つけ方
足三里は、ひざの下にあるツボで、古くから健脚や胃腸の働きを整えるツボとして知られています。
簡単な見つけ方は、まず膝のお皿のすぐ下、外側にあるくぼみに人差し指を置きます。
そこから指4本分(人差し指から小指)を揃えて、小指が当たっている場所が足三里です。
押すと少し痛みを感じるでしょう。
この足のツボを親指で5秒ほど、痛気持ちいいと感じる強さで押してください。
消化を助け、胃の不快感を和らげる効果が期待できます。
胃もたれだけでなく、全身の疲労回復にもつながります。
【症状・原因別】あなたの胃もたれに効くツボはコレ!
胃もたれと一言でいっても、その原因は食べ過ぎやストレスなど様々です。
症状も、胃が重たい感じがするものから、キリキリとした痛みや吐き気を伴うものまで多岐にわたります。
ここでは、それぞれの症状や原因に合わせた効果的なツボを紹介します。
自分の胃の不快感がどこから来ているのかを考え、最適なツボを選んでケアすることで、より高い効果が期待できます。
自分の体の声に耳を傾けて、適切なツボを見つけましょう。
食べ過ぎ・飲み過ぎで重たい胃をスッキリさせるツボ
食べ過ぎや飲み過ぎによる胃の重さには、消化を促進するツボが効果的です。
足の指にある「裏内庭(うらないてい)」は、食あたりや消化不良に効くとされるツボです。
足の裏側、人差し指の付け根にあるふくらみの中心に位置します。
親指で少し強めに押すと良いでしょう。
また、二日酔いによる胃の不快感には、足の親指の爪の生え際、人差し指側にある「大敦(たいとん)」もおすすめです。
これらのツボを刺激することで、胃の働きが活発になり、消化を助けて重たい不快感をスッキリさせる効果が期待できます。
ストレスが原因のキリキリする胃痛を和らげるツボ
ストレスは自律神経のバランスを乱し、胃酸が過剰に分泌されてキリキリとした痛みを引き起こすことがあります。
このようなストレス性の胃痛には、気の巡りを整える「太衝(たいしょう)」がおすすめです。
足の甲で、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみにあります。
また、背中にある「脾兪(ひゆ)」と「胃兪(いゆ)」も効果的です。
これらは背骨を挟んで左右にあり、胃の働きを直接的に整える作用が期待できます。
自分では押しにくい場所なので、ゴルフボールなどを床に置いて仰向けになり、刺激すると良いでしょう。
吐き気や胸のむかつきを抑えたい時に効くツボ
吐き気や胸焼けといった症状には、気の流れを整え、胃の不快感を鎮めるツボが有効です。
「内関(ないかん)」は手首の内側にあり、乗り物酔いの特効ツボとしても知られています。
手首のしわの中央から指3本分ひじ側に進んだところにあります。
ここを親指でゆっくり押すことで、胸焼けの不快感や吐き気を和らげる効果が期待できます。
また、手のひらの中心にある「労宮(ろうきゅう)」も、ストレスによる胃の不調や吐き気に効果的です。
手を握ったときに中指の先端が当たる場所が目安です。
部位別に解説!いつでもどこでも押せる胃もたれのツボ
胃の不快感は、時と場所を選ばず突然やってきます。
そんな時でもすぐに対処できるよう、仕事中や外出先でも手軽に押せるツボを知っておくと非常に便利です。
ここでは、手や腕、足、お腹といった部位別に、人目を気にせず押しやすいツボを紹介します。
それぞれのツボの位置と効果を覚えておけば、いざという時の心強い味方になります。
自分の状況に合わせて、押しやすい部位のツボを選んで試してみてください。
【手・腕のツボ】仕事中でも押しやすい「内関(ないかん)」
内関は、手首の内側にあるツボで、胃の不快感や吐き気を抑える効果が期待できます。
場所は、手首の一番太いしわの真ん中から、ひじに向かって指3本分進んだところにある2本の筋の間です。
親指の腹を使って、心地よい圧を感じるまでゆっくりと押しましょう。
内関は精神を安定させる作用もあるとされ、ストレスからくる胃の不調にも効果的です。
デスクワークの合間や会議中など、人目を気にすることなく、さりげなく押せるのが大きな利点です。
乗り物酔いや二日酔いのむかつきにも使えます。
【足のツボ】消化不良にアプローチする「梁丘(りょうきゅう)」
梁丘は膝の上にあるツボで、特に急な胃痛や消化不良に効果を発揮すると言われています。
場所は膝のお皿の外側にある角から、太ももに向かって指2本分上がったところです。
筋肉が盛り上がっている部分なので、比較的見つけやすいでしょう。
見つけたら、両手の親指を重ねて、深呼吸しながらゆっくりと5秒ほど圧をかけます。
これを数回繰り返してください。
梁丘は胃酸の分泌を調整する働きもあるとされ、食べ過ぎによる胃もたれだけでなく、胃酸過多による胸焼けにも効果が期待できます。
【お腹のツボ】胃の働きを直接助ける「中脘(ちゅうかん)」
中脘は、お腹の中心線上にあり、胃の働きを直接的に高めることができる重要なツボです。
場所は、みぞおちとおへそのちょうど真ん中にあたります。
食後すぐを避け、リラックスした状態で仰向けになり、膝を軽く立ててお腹の力を抜きます。
人差し指と中指を揃えてツボにあて、息を吐きながらゆっくりと圧をかけていきましょう。
お腹のツボはデリケートなので、強く押しすぎず、優しく押すのがポイントです。
胃の動きが悪いと感じる時や、食欲不振の際に刺激すると、消化を助けてくれます。
ツボ押しの効果を最大限に引き出すための基本とコツ
ツボ押しの効果をより高めるためには、ただ闇雲に押すのではなく、いくつかの基本的なポイントとコツを押さえることが重要です。
適切な強さや呼吸法、そしてツボ押しを行うタイミングを意識することで、体への刺激が効果的に伝わり、胃の不調を和らげる手助けとなります。
セルフケアとしてお灸を据えるのも、体を温め血行を促進する点で同様の効果が期待できます。
これから紹介する3つのコツを実践し、日々のケアに取り入れてみてください。
押す強さは「痛気持ちいい」と感じる程度が最適
ツボを押す際の強さは非常に重要なポイントです。
効果を期待して強く押しすぎると、筋肉の繊維を傷つけてしまい、逆効果になる可能性があります。
一方で刺激が弱すぎても十分な効果は得られません。
最適な強さの目安は、押した時に「痛いけれど気持ちいい」と感じる程度です。
親指の腹を使い、ツボに対して垂直にゆっくりと圧をかけていきましょう。
もし痛みが強すぎる場合は、無理をせずに少し力を緩めてください。
自分の体が心地よいと感じる圧力を探すことが大切です。
息を吐きながらゆっくり5秒かけて押すのがポイント
ツボ押しは、呼吸と連動させることで効果が高まります。
息を吐くと、心身がリラックス状態になる副交感神経が優位になり、筋肉の緊張が和らぎます。
このタイミングでツボを押すことで、刺激が体の深部まで届きやすくなるのです。
基本的な方法は、息をゆっくりと吐きながら5秒ほどかけてツボを押し、息を吸いながら5秒かけて力を抜いていくというものです。
この一連の動作を1セットとして、1つのツボにつき5回程度繰り返すと良いでしょう。
焦らず、ゆったりとした呼吸を意識して行ってください。
リラックスできる食後や入浴中に行うのがおすすめ
ツボ押しを行うタイミングも効果を左右する要素の一つです。
胃の働きが活発になる食後30分から1時間後や、体が温まり血行が良くなっている入浴中、または入浴後に行うのが特におすすめです。
体がリラックスしている状態は、ツボ押しの効果を最大限に引き出してくれます。
ただし、食事の直後や満腹の状態でお腹のツボを強く押すのは、かえって胃に負担をかけるため避けてください。
心身ともにリラックスできる時間帯を選び、習慣として取り入れるのが継続のコツです。
ツボを押しても改善しない時に試すべきセルフケア
ツボ押しは手軽で効果的なセルフケアですが、それだけで胃もたれが改善しない場合もあります。
そんな時は、食事の内容や生活習慣を見直すなど、他のアプローチを試すことが重要です。
胃の不調は、体からのサインでもあります。
ツボ押しと並行して、胃に優しい生活を心がけることで、根本的な改善につながります。
また、症状によっては医療機関の受診が必要なケースもあるため、その見極めも大切です。
胃の負担を軽くする食事の摂り方
胃もたれが続く時は、食事の内容と食べ方を見直すことが基本です。
まずは、おかゆやうどん、白身魚、豆腐など、消化が良く胃に優しい食べ物を選びましょう。
反対に、揚げ物などの脂っこい食事、香辛料の多い刺激物、アルコールやカフェインは胃酸の分泌を促すため、症状が落ち着くまでは控えるべきです。
また、早食いやドカ食いは避け、一口ずつよく噛んでゆっくり食べることを心がけてください。
腹八分目を意識し、胃に負担をかけない食生活を送ることが、回復への近道です。
日常生活でストレスを上手に発散する方法
胃腸の働きは自律神経によってコントロールされているため、ストレスの影響を強く受けます。
過度なストレスは胃の機能を低下させ、胃もたれや胃痛の原因となります。
そのため、日常生活の中で上手にストレスを発散することが、胃の健康を保つ上で非常に重要です。
ウォーキングなどの軽い運動や、好きな音楽を聴く、趣味に没頭する時間を作るなど、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。
また、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることや、十分な睡眠時間を確保することも、心身のリフレッシュにつながります。
セルフケアで対応せず病院を受診すべき症状の目安
ツボ押しや食生活の改善といったセルフケアを試しても症状が一向に改善しない場合や、特定の症状が見られる場合は、医療機関を受診してください。
特に、我慢できないほどの激しい痛み、吐血や黒い便(タール便)、急な体重減少、発熱を伴うといった症状は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、場合によっては重篤な病気のサインである可能性も考えられます。
自己判断で様子を見続けるのではなく、早めに消化器内科などの専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
胃もたれのツボに関するよくある質問
ここでは、胃もたれのツボに関して多くの人が疑問に思う点について、Q&A形式で解説します。
ツボ押しの適切な頻度やタイミング、効果が見られない場合の対処法、そして妊娠中の方が特に注意すべき点など、実践する上での具体的な疑問にお答えします。
正しい知識を持つことで、より安心して、効果的にセルフケアを行うことができます。
気になる項目を確認し、日々の健康管理に役立ててください。
Q1. ツボ押しは1日に何回くらい、いつ行うのが効果的ですか?
ツボ押しは1日に数回、1つのツボにつき5秒程度を目安に行うのがおすすめです。特に決まった回数はありませんが、やりすぎは筋肉を痛める原因になる可能性があるので注意しましょう。
タイミングとしては、体がリラックスしている入浴後などが血行も促進されており効果的です。胃の不快感を感じた時に、その都度行うのも良いでしょう。食後や飲酒後はツボ押しを控えることが推奨されています。
Q2. ツボを押しても症状が良くならない場合はどうすればいいですか?
数日間ツボ押しを続けても症状が改善しない、または悪化する場合は、自己判断を続けずに医療機関を受診してください。
胃もたれの背後には、胃炎や胃潰瘍、逆流性食道炎などの病気が隠れている可能性があります。
特に激しい痛みや発熱、黒い便などの症状がある場合は、速やかに消化器内科などを受診することが重要です。
Q3. 妊娠中に押してはいけないツボはありますか?
はい、あります。
妊娠中はホルモンバランスの変化で体に様々な影響が出るため、ツボ押しには注意が必要です。
特に、子宮の収縮を促す作用があるとされる「合谷(ごうこく)」や、足の内くるぶしの上にある「三陰交(さんいんこう)」などのツボを強く刺激するのは避けてください。
自己判断で安易に押さず、必ずかかりつけの医師や鍼灸師に相談しましょう。
まとめ
胃もたれや胃の不快感は、食べ過ぎやストレスなど様々な原因で起こります。
そのような時には、即効性が期待できるツボ押しが有効なセルフケアの一つです。
まずは万能ツボである「合谷」や「足三里」を試し、食べ過ぎには「裏内庭」、ストレス性には「太衝」など、原因や症状に合わせて適切なツボを選ぶとより効果的です。
押す際は「痛気持ちいい」強さで、息を吐きながらゆっくりと刺激するのがコツです。
ツボ押しと並行して、消化の良い食事やストレスケアも心がけましょう。
ただし、症状が長引く、または悪化する場合は、他の病気の可能性も考えられるため、速やかに医療機関を受診してください。
症例・患者さんの声

【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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