脳にいい油、悪い油②

こんにちは(*^^*)
平井鍼灸院の今木です。
前回は脳にいい油、悪い油の脂質全体の事をお伝えしました。
今回は、脂質の中でも脳(心)の働きに欠かせないものを
ご紹介します。
脳はプルプルしていてとても柔らかいものです。
頭を柔らかく柔軟に保つ為にも良質な脂質おw是非摂り入れて下さい(*^^*)
●学習能力を向上させるEPA、DHA●
~働き~
青魚の脂肪で、魚油といいます。
体に必要な必須脂肪酸で、サプリメントもよく見かけますよね。
DHAは脳細胞の情報伝達をスムーズにし、記憶力や学習能力を
向上させる働きがあります。
血液をサラサラにし、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす
EPAと一緒に摂る事で、血栓や動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、
高血圧、高脂肪症などの予防にも繋がります。
~食べ方のコツ~
脂肪を外に逃がさない為に、お刺身がオススメです。
煮魚もOK!高温で加熱して脂肪分を溶け出させてしまう
揚げ物は適しません。
~多く含まれる食材~
あじ、さんま、マグロ、いわしなど青魚
●脳細胞膜の原料コレステロール●
~働き~
脳神経細胞は情報処理の量が桁違いに多いため、複雑な形をしています。
その細胞の膜の形と柔軟性を保つ為に必要なのがコレステロールです。
なので脳には全身の4分の1のコレステロールが存在します。
しかも食物中のコレステロールは脳に直接取り込まれず、脳の中で
ブドウ糖の代謝から合成されているのです。
だからこそブドウ糖の安定供給が必要になります。
また、抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンや性ホルモンの原料でも
あります。なので、コレステロールはストレスに強い心と体を作る為に
絶対必要な脂質なのです。
~食べ方のコツ~
食事から摂るコレステロールで即高コレステロール値にはなりません。
コレステロールを含む食材は、タンパク質を豊富に含み、ビタミン類を
摂る事ができます。
~多く含まれる食材~
するめ、卵(特に卵黄)、ウナギのかば焼き、いか、鶏レバー
豚レバー、たらこ など
●記憶力を改善させるレシチン●
~働き~
特に、記憶力に関係するアセチルコリンという
神経伝達物質の原料となるのがレシチンです。
レシチン不足はアセチルコリン不足に繋がり
物忘れがひどくなりかねません。
さらに脳細胞同士の情報伝達にも関わります。
レシチンは肝臓で合成され、コレステロールや中性脂肪を低下させる
働きもあります。正常な脂質代謝にも関わっていて、脂質の働きを整えるのは
脂質なのです。
~食べ方のコツ~
物忘れが気になる人や、認知症予防の為には多く食べるか、
天然のサプリメントで補います。
~多く含まれる食材~
卵(卵黄)、レバー、納豆、豆腐 など
皆様いかがでしたでしょうか??
良質な脂質は健康な体と脳を保つ為に必要な栄養です。
卵を生で食すことができる日本の環境にも感謝ですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
平井鍼灸院
今木 薫
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