自律神経と食事の関係性

当院にいらっしゃった方には、まず食事面でお伝えしているものがあります。
①小麦
②白砂糖
③カフェイン
この3つを食事の中から抜いていくことです。
①小麦
現在の小麦(パンや麺など)は食感やおいしさを追求していき、
「フワフワ、モチモチ」を生み出すグルテンを大量に含みます。
そのため、もともと持っている人の消化酵素では、消化しにくいものへと変化しています。
消化にエネルギーを使うため、身体が疲労しやすくなり回復するのにエネルギーが使われにくくなります。
そして小麦には、ほかの穀物と比べて「アミロペクチン」という、血糖値を急激に上げる糖質が含まれています。
その小麦粉でできたパンを食べると、急激に血糖値が上がり、それに伴ってインスリンが急激に分泌されます。その作用で今度は血糖値が下がりますが、このとき丁度よく下がればいいのですが、インスリンが過剰に出てしまい、血糖値が下がりすぎて低血糖になることが少なくありません。なんとなくの身体のだるさや不調はこれによって起こることもあります。
②白砂糖
小麦と同じようなことが起こります。
体内で取り入れた糖質をエネルギーとして貯蔵するために、「インスリン」と呼ばれるホルモンが膵臓から分泌されます。多量の糖質を日常的に摂取していると、膵臓に負担がかかり、インスリンが過剰分泌され、結果として血糖値を下げてしまいます。これがだるさや眠気の原因にもなります。
③カフェイン
カフェインには交感神経を強制的に働かせてエネルギーを無理に出させます。
体のエネルギーが減少している状態でカフェインを摂ることで、無理にエネルギーを絞り出すことになるので、
カフェインの効果が切れるとさらに症状が悪化してしまうことがあります。
体調が良くなればまた復活していくことも可能ですので、
症状があるときは控えることをおすすめします。
ぜひトライしてみてくださいね。
鍼灸師
中村 優紀