【うつ病・自律神経失調症の対策】栄養素の7要素を抑えることが基本
今回は、うつ病や自律神経失調症の方の対策として、栄養素の話をしたいと思います。
うつ病の方も自律神経失調症の方も、共通しているのは栄養素が不足しているという事です。
不足している栄養素を補うことで体は回復しやすくなります。薬を飲み続ける毎日から脱出(減薬、断薬)する為にも、とても大切な知識です。
1.炭水化物
脳のエネルギーや筋肉を動かすエネルギーになります。
体は炭水化物からブドウ糖を抽出し、エネルギーにしています。
炭水化物を摂らなすぎると、身体は筋肉や脂肪からエネルギーを取り出してしまうので、
体が更に悪くなってしまう恐れがあります。
※注意点としては、糖質の摂りすぎは交感神経の緊張を生み出してしまうので、気をつけましょう。
特にお菓子の白砂糖は危険です。
2.たんぱく質
体の細胞を構成する要素として、とても大切な栄養素です。タンパク質というよりもアミノ酸が重要です。
アミノ酸は常に体で消費されています。ホルモンバランスや血圧の調整にも必要な要素なので、常時補給することをお勧めします。
※肉は食べすぎると腸に負担がかかりますので、調理方法などに留意する必要があります。加熱処理をした方が良いので、刺身などは控えた方が良いでしょう。
3.脂質
脂質は肌を作ったり、粘膜を作ったりするときに必要な栄養素です。良質な脂質を補給することで、良い粘膜、良い肌を作ることが出来ます。体は脂質が不足すると良い粘膜が作れなくなりますので、摂取していきましょう。特に魚油が良いので、青魚などから摂取することをお勧めします。サプリメントでもフィッシュオイルは売っていますので、そちらから摂取するのも良いでしょう。
4.ビタミン
ビタミンは様々な種類あります。アミノ酸の吸収や糖代謝に使われるエネルギーでもあり、細胞を構成する要素でもあります。食事からは、生野菜か果物から摂取するのが良いでしょう。食べ物で摂取することが難しい場合は、カプセルのマルチビタミンがお勧めです。タブレット型は吸収しづらいことがありますので、カプセル方がお勧めです。
5.食物繊維
食物繊維は、水溶性と脂溶性の食物繊維がありますが、どちらも必要なので摂取していきましょう。野菜でいうと、根菜類や葉物で摂取することが可能です。穀物類の皮にも含まれていますので、野菜は皮ごと摂取していきましょう。今は、糖質0麺などの食品から食物繊維を摂取することも可能なので、加工食品から摂取してもよいと思います。
6.水
水は、常に体の中で代謝されています。1日に最低限摂取する基準をクリアしていくことが必要です。体重kg×40mlの水を摂取するようにしましょう。それ以上摂取する場合でも、3リットル~4リットルを目安に摂取するようにしましょう。
※摂取しすぎると水中毒になることがありますので、注意しましょう。
7.ミネラル
ミネラルは体のエネルギー代謝に重要な役割をしています。カルシウム、マグネシウム、鉄、カリウム、亜鉛など様々なものがあります。ナッツなどから摂取したり、小魚などから摂取すると良いでしょう。
以上の項目を意識しながら食事を整えていきましょう!
最後までお読みいただき、有難うございました。
院長 梅田俊