【偏頭痛と緊張型頭痛】症状改善症例
【患者像】
R.Tさん 30代 男性
【来院】
2017,12,26
【症状】
主訴:偏頭痛、緊張型頭痛
10年以上前から頭痛で悩まれている。
頭痛があることで仕事に集中できないが、我慢してやるしかないという状況で仕事に取り組んでいた。
これだけ長く患っているので、自分が本当に治るのか信じ切れない状況。
【治療経過と内容】
治療方針:
後頭部、頸の硬さを緩めて、血行改善をしていく。
【同時に治療した症状】
疲労感、倦怠感、花粉症
【使用した主なツボ】
太衝、足三里、心窩部、中脘、側頭筋、膈兪、肝兪、頭頸移行部、後頭下縁
【考察】
この症例は10年以上悩まれていた頭痛が、約5カ月の通院で軽減された症例である。症状は混合型であったが、特に後頭下縁のこりが強く、締め付け感を緩めるように取り組んだ。今回の頭痛は後頭下縁のつまりと、普段の呼吸が浅いことで酸素不足やエネルギー稼働が身体に負担をかけていたことで起こっていたと考察する。セルフケアとして呼吸への意識をするように努め、頭痛が起こりそうなときは呼吸を深くするよう意識掛けできるようになったことでセルフコントロールもできるようになっている。根本的には臓器の疲れも関与していると考えるので、今後もそこの回復を高めていく。