【自律神経失調症・不妊症】症状改善報告
【自律神経失調症 症状62】
【患者像】
Hさん 30代 女性
不妊治療と多発性静脈瘤による肩こりや背中の痛みの施術を希望
【来院】
2017.8
【症状】
主訴:不妊、多発性静脈瘤による肩や背中の痛み
不妊治療を希望しており、持病の多発性静脈瘤による体の痛みに関しても悩まれている。多発性静脈瘤による痛みは、肩こりや背中の肩甲骨周辺に痛みが出ることが多い。仕事をしている時、仕事が終わったときなどに症状が顕著になる。薬を使う治療を希望していないため来院。
【治療経過と内容】
治療方針:
子宮や卵巣周りの血流改善と脳脊髄液の流れ改善
不妊治療に関しては、おへそ周りや骨盤周りの筋肉の凝りに対して施術をして、子宮や卵巣周りの血流改善を目的とした施術を行った。施術を開始してから3か月ほどで妊娠をし、今現在も順調に推移している。多発性静脈瘤に関する施術としては、体の中を流れる血流の流れを改善することと、頭蓋骨の中を流れる脳脊髄液の流れを改善することを目的として、施術をした。施術したポイントは、後頭骨の際と仙骨、仙腸関節付近である。
脳脊髄液は血液から作られるため、頭蓋骨の歪みを改善することが重要となる。
【同時に治療した症状】
冷え性
【使用した主なツボ】
後頭直筋
【考察】
後頭直筋と頭蓋骨の歪み、仙骨2番までの脊髄液の流れを改善することがホルモンバランスを調整し妊娠に至るまでの体質改善につながったと考えられる。骨盤周りやホルモンバランスといった施術は今までも行ってきたが、脳脊髄液の調整からのアプローチで効果を認めた症例が、今回のHさんの症例。脳脊髄液は脊髄の中を通って骨盤周りまで到達しているため、不妊治療にも効果的であると考察する。
以上