症例報告「自律神経失調症(睡眠障害) 症例2」‐東京・江戸川区・平井‐

【自律神経失調症 症状14】
【患者像】
Kさん 40代 女性
【来院】
 2016.6
【症状】
主訴:自律神経失調症、不眠、動悸
自律神経の乱れがあり、頭や首の後ろに疼痛がある。不眠や動悸といった症状も随伴症状として見受けられる。3年前くらいから症状が悪化しており、緊張すると動悸の症状が悪化する。
不眠の症状に関しては、深い睡眠状態を継続することが困難で、夜間頻尿症状も出る事がある。体は常に冷えている。
【治療経過と内容】
治療方針
冷えを改善しながら、首の歪みを改善する。
自律神経失調症が主な症状としてある為、その改善を優先する。特に冷え症状は交感神経の緊張状態からくるものなので、足首まわりと手首、お腹の血流を改善することで冷えの症状を緩和させたところ、体感覚的にも変化が見られた。
首の歪みの調整も、活法整体と骨格整体で調整を試みた所、首の後ろの疼痛と肩こりが改善した。それと同時に、睡眠障害も改善し始めた。
【同時に治療した症状】
冷え性
【使用した主なツボ】
壇中、太谿
【考察】
今回の症状では、自律神経の乱れと体の諸症状が順調に改善していった。治療穴の選定も的確だったことと、治療ペースが守れたことが改善のポイントに挙げられる。どんなに良い治療をしても、適切な治療ペースは改善の第一歩だと改めて認識した。
治療のポイントは、自律神経の乱れた緊張するところからくると分かったので、腎臓の経絡を補い、心のストレスを緩和させることに集中した点である。今後の症例でも、さらに研究を進めて行く。