症例報告「自律神経失調症(偏頭痛) 症例4」‐東京・江戸川区・平井‐

【自律神経失調症 症状10】
【患者像】
Fさん 30代 女性
【来院】
 2016.4 
【症状】
主訴:頭痛、頚の痛み
普段から体の不調が多く、頚の痛みや頭痛がほぼ毎日起こっている。特に仕事が終わったあと、家に帰ってから頭痛になる事が多い。体の疲労は蓄積しやすい生活を送っている。頚は寝違えることも多く、いつもバキバキになる。仕事のやり方上、同じ姿勢で長時間いることも多い為、頚の症状と頭痛が起こりやすい。
【治療経過と内容】
治療方針
肝鬱と肺気虚による気滞の改善
身体に出ている症状の多くは、気滞により気血が滞った状態であると考察できる。オ血は全身に点々と点在し、冷えが溜まると痛みとなる。そこで、関元をお灸で温め、血海で活血をしたところ頭痛の症状が3カ月で改善した。肺気も、肝鬱の状態を改善する為に太衝を刺激したことにより、流れやすくなった。(顔色が紅潮した)
【同時に治療した症状】
冷え性、背中の痛み
【使用した主なツボ】
関元、太衝、血海
【考察】
肝鬱と肺気虚が同時に起こることで、頭痛が毎日起こるほどの状態に至ると症例から考察出来た。いままでオ血の状態が頭痛の大きな原因であることが多かったが、今後は肺気虚の状態も合わせて診察することで、さらに短期間で症状を改善させることが可能となる。