花粉症で良くない食べ物一覧|症状が悪化する意外な食品と理由
花粉症のつらい症状は、日々の食事によって悪化することがあります。
この記事では、花粉症の人が避けるべき食べ物や、その理由について詳しく解説します。
症状を悪化させる意外なものや、特定の果物・野菜でアレルギー反応が起きるメカニズムを知り、花粉シーズンを少しでも快適に過ごすための食生活を見直しましょう。
ご自身の食事が花粉症の症状にどう影響するのかを理解する一助となります。
まずチェック!花粉症の症状を悪化させる食べ物リスト
花粉症のシーズン中に症状を悪化させないためには、特定の食べ物を避けることが有効です。
一般的に、アルコール類、脂質の多い食事、刺激の強い香辛料、そして糖分を多く含むお菓子は、症状を助長しやすい食べ物としてよく知られています。
これらの食品が、なぜ花粉症にとって良くないのか、その理由を理解し、日々の食事から見直すことが大切です。
まずは、普段の食生活にこれらのものが含まれていないかチェックしてみましょう。
鼻詰まりや目のかゆみを助長するアルコール類
アルコールを摂取すると、血管を拡張させる作用があるため、鼻の粘膜が腫れて鼻詰まりが悪化しやすくなります。
また、アルコールが肝臓で分解される過程で生成されるアセトアルデヒドは、アレルギー症状の原因となるヒスタミンを放出させる作用があります。
さらに、多くのアルコール飲料、特に醸造酒にはヒスタミンそのものが含まれているため、目のかゆみやくしゃみといった症状を直接的に引き起こす可能性も指摘されています。
花粉症の症状がひどい時期には、アルコールの摂取を控えるか、量を減らすなどの工夫をすることが賢明です。
免疫バランスを乱す原因になる脂質の多い食事
揚げ物やスナック菓子、肉類などの脂質の多い食事は、腸内環境の乱れにつながり、免疫バランスを崩す原因になることがあります。
特に、サラダ油などに多く含まれるリノール酸という脂肪酸を過剰に摂取すると、体内でアレルギー反応を促進する物質が作られやすくなります。
腸は体内で最大の免疫器官であるため、腸内環境が悪化すると、花粉などのアレルゲンに対して過剰な免疫反応が起こりやすくなります。
花粉シーズン中は、脂質の摂取量や質に気を配り、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
鼻の粘膜を刺激しやすいトウガラシなどの香辛料
トウガラシに含まれるカプサイシンなどの刺激が強い香辛料は、鼻や喉の粘膜を直接刺激することがあります。
この刺激によって、くしゃみや鼻水が誘発されたり、鼻詰まりが悪化したりする可能性があります。
特に、鼻の粘膜が花粉によってすでに炎症を起こしている状態では、わずかな刺激にも敏感に反応しやすくなっています。
適度な量の香辛料は食欲を増進させる効果もありますが、花粉症の症状が出ている期間は、カレーや麻婆豆腐といった刺激の強い料理の摂取は控える方が無難です。
炎症を促進する可能性のある砂糖を多く含むお菓子
ケーキやチョコレート、清涼飲料水など砂糖を多く含む甘いものの過剰摂取は、腸内の悪玉菌を増やす原因となり、腸内環境の悪化を招きます。
腸内環境が乱れると、免疫機能のバランスも崩れやすくなり、体内の炎症を促進してしまう可能性があります。
花粉症はアレルギー性の炎症反応であるため、炎症を助長する食生活は症状の悪化につながりかねません。
ストレス解消のためにお菓子を食べることもあるかもしれませんが、花粉シーズン中は摂取量や頻度を意識して調整することが望ましいです。
特定の果物や野菜で口がかゆい?花粉食物アレルギー症候群(PFAS)とは
花粉症の人が特定の生の果物や野菜を食べたときに、口の中や唇、喉にかゆみやピリピリとした刺激を感じることがあります。
これは「花粉食物アレルギー症候群(PFAS)」または「口腔アレルギー症候群(OAS)」と呼ばれるアレルギー反応です。
原因は、花粉に含まれるアレルギーの原因物質(アレルゲン)と、果物や野菜に含まれるタンパク質の構造が似ているためです。
体が花粉と食べ物を勘違いして、アレルギー反応を起こしてしまいます。
どの花粉にアレルギーがあるかによって、注意すべき食べ物が異なります。
スギ花粉症の人が注意すべきトマト
日本で最も多いスギ花粉症の人が注意すべき代表的な食べ物がトマトです。
スギ花粉のアレルゲンと、トマトに含まれるタンパク質の構造の一部が似ているため、体がトマトをスギ花粉と誤認し、アレルギー反応を起こすことがあります。
これにより、トマトを食べた後に口の中がかゆくなったり、唇が腫れたりする症状が現れます。
ただし、この反応は生のトマトで起こることがほとんどです。
トマトに含まれるアレルゲンは熱に弱いため、ケチャップやトマトソースなど加熱調理されたものでは症状が出にくいとされています。
シラカンバ花粉症と関連の深いリンゴやモモ
シラカンバ花粉症の人は、特にバラ科の果物に注意が必要です。
リンゴ、モモ、サクランボ、ナシ、イチゴなどを生で食べると、口の中や喉にかゆみやイガイガ感、腫れなどの症状が出ることがあります。
これは、シラカンバ花粉のアレルゲンと、これらの果物に含まれるタンパク質が交差反応を起こすためです。
また、大豆、特に豆乳を飲んだ際にアレルギー症状が強く出ることが報告されており、注意喚起されています。
これらの食品も加熱することでアレルゲン性が低下するため、ジャムやコンポートなどに加工すれば食べられる場合が多いです。
ブタクサ花粉症で反応しやすいメロンやスイカ
秋の花粉症の代表であるブタクサ花粉症の人は、ウリ科の食べ物に反応しやすい傾向があります。
具体的には、メロン、スイカ、キュウリ、ズッキーニなどが挙げられます。
これらの食品を生で食べた際に、唇の腫れや口内のかゆみ、喉の違和感といった症状が現れる可能性があります。
また、バナナでも同様の症状が出ることがあります。
ブタクサ花粉とこれらの食品に含まれるタンパク質との間にアレルギーの交差反応性が認められており、症状が出る場合は摂取を避けることが推奨されます。
症状の出方には個人差があるため、自身の体調をよく観察することが大切です。
イネ科花粉症の人が気をつけたいオレンジやジャガイモ
カモガヤやオオアワガエリなどに代表されるイネ科植物の花粉症の人は、特定の野菜や果物でアレルギー症状が出ることがあります。
注意したい食品としては、メロン、スイカ、オレンジ、キウイなどが挙げられます。
野菜では、トマトやジャガイモ、セロリなども関連性が指摘されています。
これらの食品を摂取した際に、口や喉にかゆみや腫れなどの違和感を感じた場合は、花粉食物アレルギー症候群の可能性があります。
特にジャガイモは加熱して食べることが多いですが、生の状態で触れたり調理したりする際にも注意が必要です。
なぜNG?花粉症の症状が悪化する食べ物のメカニズム
花粉症の症状が悪化する食べ物には、いくつかの共通したメカニズムが存在します。
主な要因として、アレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」という化学物質の働きが挙げられます。
ヒスタミンを多く含む食品を直接摂取する場合や、体内でヒスタミンと似た働きをする物質を含む食品、さらには腸内環境を乱して免疫機能に影響を与える食品など、その作用は様々です。
これらのメカニズムを理解することで、より効果的に食事管理を行うことができます。
かゆみの原因「ヒスタミン」を多く含む食品
ヒスタミンは、体内でアレルギー反応が起こる際に放出され、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを引き起こす原因物質です。
一部の食品にはこのヒスタミンそのものが多く含まれており、これらを摂取すると体内のヒスタミン量が増え、症状が悪化する可能性があります。
ヒスタミンを多く含む代表的な食品には、ほうれん草、なす、たけのこなどの野菜、チーズやヨーグルトなどの発酵食品、ワインなどの醸造酒があります。
また、マグロやサバなどの赤身魚は、鮮度が落ちるとヒスタミンが生成されやすくなるため、注意が必要です。
体内でヒスタミンと似た働きをする食品
食品の中には、ヒスタミンそのものは含まれていなくても、体内でヒスタミンと似たような働きをする「仮性アレルゲン」を含むものがあります。
これらの物質は、アレルギー反応のメカニズムとは異なる経路で、直接的に鼻の粘膜などを刺激し、くしゃみやかゆみを引き起こすことがあります。
代表的なものとして、トマトやナスに含まれるアセチルコリン、タケノコやホウレンソウに含まれるチラミンなどが挙げられます。
また、豚肉や香辛料なども、体内でヒスタミンの放出を促す作用があるとされており、摂取には注意が必要です。
腸内環境を乱し免疫機能の低下を招く加工食品
スナック菓子やインスタント食品などの加工食品には、食品添加物や保存料、トランス脂肪酸などが多く含まれていることがあります。
これらの物質を過剰に摂取すると、腸内環境が悪化し、善玉菌が減少して免疫バランスが乱れる原因となります。
腸には体内の免疫細胞の約7割が集中しているため、腸内環境の乱れは免疫機能の低下に直結します。
免疫機能が正常に働かなくなると、花粉などのアレルゲンに対して過剰に反応しやすくなり、花粉症の症状が悪化する可能性があります。
花粉シーズンを乗り切るための食生活のポイント
花粉症の症状を悪化させる食べ物を避ける「引き算」の対策と同時に、症状の緩和が期待できる食品を積極的に取り入れる「足し算」の食生活も重要です。
特に、免疫機能の要である腸内環境を整えること、アレルギー反応そのものを抑制する働きを持つ栄養素を摂取すること、そして体を冷やさず免疫力を維持することがポイントになります。
これらの点を意識して日々の食事を組み立てることで、つらい花粉シーズンをより快適に乗り切る助けとなります。
腸内環境を整える発酵食品や食物繊維を意識する
腸は最大の免疫器官であり、腸内環境を整えることはアレルギー対策の基本です。
ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品には善玉菌が豊富に含まれており、腸内の細菌バランスを良好に保つ働きがあります。
また、善玉菌のエサとなる食物繊維を十分に摂ることも重要です。
野菜やきのこ、海藻類、玄米などに多く含まれる食物繊維は、腸内環境の改善によい影響を与えます。
これらの食品を日々の食事にバランスよく取り入れ、免疫機能が正常に働く土台を作ることが大切です。
アレルギー反応を抑える働きが期待される青魚を食事に取り入れる
サバ、イワシ、アジといった青魚に豊富に含まれるEPAやDHAなどのオメガ3系脂肪酸には、アレルギー症状を引き起こす原因物質の働きを抑える効果が期待されています。
これらの脂肪酸は体内で生成できないため、食事から積極的に摂取する必要があります。
ただし、青魚は鮮度が落ちるとアレルギー症状の原因となるヒスタミンが増加するため、できるだけ新鮮なものを選んで調理することが重要です。
焼き魚や煮魚など、シンプルな調理法で食事に取り入れるのがおすすめです。
体を温めて免疫力をサポートする飲み物を選ぶ
体が冷えると血行が悪くなり、免疫機能が低下しやすくなります。
花粉シーズン中は、体を温める飲み物を選んで、免疫力が十分に働く状態を保つことが大切です。
例えば、発酵させたお茶である紅茶や、血行促進作用のある生姜を使った生姜湯、リラックス効果も期待できるカモミールティーなどのハーブティーがおすすめです。
冷たいジュースや清涼飲料水の飲み過ぎは体を冷やす原因となるため、常温や温かい飲み物を中心に水分補給を行いましょう。
適度な熱を加えた飲み物は、内側から体を温めてくれます。
花粉症と食べ物に関するよくある質問
花粉症と食事の関係については、まだ解明されていない部分も多く、様々な情報が見受けられます。
ここでは、チョコレートやコーヒーといった日常的に口にする機会の多い嗜好品と花粉症の関係や、万が一症状を悪化させる食べ物を口にしてしまった際の対処法など、よくある質問に対して簡潔にお答えします。
日々の食生活で疑問に思う点を解消し、安心して花粉シーズンを過ごすための参考にしてください。
Q1.チョコレートは花粉症の症状を悪化させますか?
チョコレートの原料カカオに含まれるチラミンは、体内でヒスタミンと似た作用を持つため、症状が悪化する可能性があります。
また、砂糖が多く含まれるものは腸内環境を乱す一因にもなるため、食べ過ぎには注意が必要です。
少量を楽しむ程度であれば大きな影響はないと考えられます。
Q2.コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物は影響がありますか?
カフェインには、アレルギー症状の原因となるヒスタミンの放出を抑える作用があるため、適量の摂取は問題ないとされています。
しかし、過剰に摂取すると自律神経のバランスを乱したり、利尿作用により水分不足を招いたりする可能性もあるため、飲み過ぎには注意が必要です。
Q3.症状を悪化させる食べ物をうっかり食べてしまった時の対処法は?
特定の食べ物を食べた後に症状が悪化した場合は、まず安静にして体を休め、水分を多めに摂取してください。
口の中のかゆみなど、花粉食物アレルギー症候群が疑われる強い症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。
自己判断で薬を飲むのは避けましょう。
まとめ
花粉症の症状を管理する上で、日々の食生活は重要な役割を担います。
アルコールや脂質の多い食事、一部の香辛料は症状を悪化させる可能性があるため、シーズン中は摂取を控えるのが賢明です。
また、特定の花粉と関連する果物や野菜によって口腔アレルギーが引き起こされる「花粉食物アレルギー症候群」にも注意が必要です。
一方で、腸内環境を整える発酵食品や食物繊維、アレルギー反応を抑制する効果が期待される青魚などを積極的に取り入れることも対策となります。
自身の体調と食事内容を観察し、バランスの取れた食生活を心がけてください。
症例・患者さんの声

【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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