花粉症の原因は免疫バランスの乱れ?自律神経との関係を解説

こんにちは!平井鍼灸院の鈴木開登です!

前回は「冬特有の疲れや不調…それ、冬バテが原因かも?」についてお伝えしました。
気になる方は下記から見てみてくださいね!
https://hirai-harikyu.com/case/case-6869/

今回は、「花粉症の原因は免疫バランスの乱れ?自律神経との関係を解説」についてお伝えします!

 

花粉症は、スギやヒノキ、ブタクサなどの植物の花粉が原因で起こるアレルギー疾患です。春先に多く見られますが、秋にも花粉症を発症する人が増えており、一年を通じて悩まされるケースもあります。近年では 自律神経の乱れ が花粉症を悪化させる要因の一つとして注目されており、鍼灸治療が症状緩和に有効とされています。

花粉症の主な原因

花粉症は 免疫システムの過剰反応 によって発症します。体が花粉を異物(アレルゲン)と認識し、過剰に反応することで症状が引き起こされます。

  1. 花粉の飛散量(特にスギ・ヒノキ・ブタクサ)
  2. 遺伝的要因(家族にアレルギー体質があると発症しやすい)
  3. 環境要因(大気汚染・ストレス・食生活)
  4. 自律神経の乱れ(ストレスや不規則な生活が悪化の原因)
  5. 腸内環境の悪化(腸の免疫バランスが崩れると、アレルギー反応が起こりやすくなる)

花粉症の主な症状

花粉症の症状は アレルギー反応による炎症 が原因で発生します。

症状の種類具体的な症状
鼻症状くしゃみ・鼻水・鼻づまり
目の症状かゆみ・充血・涙目
喉・皮膚症状喉の違和感・かゆみ・肌荒れ
全身症状倦怠感・頭痛・集中力低下

花粉が体内に入ることで ヒスタミンロイコトリエン などの炎症物質が放出され、これらの症状を引き起こします。

自律神経の乱れが花粉症を悪化させる理由

自律神経は 交感神経(活動モード)副交感神経(リラックスモード) のバランスによって健康が維持されています。しかし、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れによって 自律神経が乱れると、免疫バランスが崩れ、アレルギー症状が悪化 することがあります。

具体的な影響

  • 交感神経が過剰に働く → 炎症が強くなり、くしゃみ・鼻水が悪化
  • 副交感神経が過剰に働く → 鼻づまりがひどくなり、眠気や倦怠感が増す

鍼灸治療による自律神経の調整

鍼灸は ツボを刺激して自律神経を整える ことで、花粉症の症状を和らげる効果が期待できます。
花粉症に効果的なツボ

ツボ名場所効果
迎香(げいこう)小鼻の両脇鼻づまり・鼻水改善
合谷(ごうこく)手の甲(親指と人差し指の間)免疫調整・アレルギー緩和
風池(ふうち)後頭部のくぼみ目のかゆみ・頭痛軽減
足三里(あしさんり)ひざ下指3本消化機能向上・免疫力アップ

花粉症の対策と予防法

1. 生活習慣の改善
  • 十分な睡眠 を確保し、自律神経のバランスを整える
  • ストレス管理(ヨガや深呼吸などのリラックス法を取り入れる)
  • 適度な運動(ウォーキング・ストレッチが効果的)
2. 食事で免疫力アップ
栄養素食材効果
ビタミンC柑橘類・ピーマン・ブロッコリー抗酸化作用で炎症を抑える
ビタミンD鮭・きのこ・卵免疫調整・アレルギー反応を抑える
乳酸菌ヨーグルト・納豆・味噌腸内環境を整え、免疫を強化
ポリフェノール緑茶・ブルーベリー・カカオ抗アレルギー作用
3. 花粉対策の工夫
  • 外出時はマスク・メガネを着用 し、花粉を体内に入れない
  • 帰宅時は衣服を払い、すぐに洗顔・うがいをする
  • 室内では空気清浄機を活用し、こまめに換気する

まとめ

花粉症は 免疫の過剰反応 によって引き起こされるアレルギー症状ですが、 自律神経のバランスが影響している ことも明らかになっています。鍼灸治療は、自律神経を整えることで花粉症の症状を緩和し、体質改善にもつながります。

また、日常生活の見直しや食事・運動などの習慣を改善することで、花粉症を軽減することが可能です。花粉の季節を快適に過ごすために、 自律神経のケアを意識した対策 を取り入れてみましょう!

本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
平井鍼灸院 鈴木 開登

院長梅田俊【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得