冬特有の疲れや不調…それ、冬バテが原因かも?
こんにちは!平井鍼灸院の鈴木開登です!
今年も始まり早くも3週間が経過しましたね。
体調に気をつけてお過ごしくださいね!
前回は「免疫力を高めるカギは自律神経にあり!その仕組みを解説」についてお伝えしました。
よかったら読んでくださいね!
https://hirai-harikyu.com/case/case-6820/
今週は「冬特有の疲れや不調…それ、冬バテが原因かも?」についてお伝えしていきます。
冬バテとは、寒い季節に起こる体調不良の総称で、倦怠感や疲労感、気分の落ち込みなどが主な症状です。夏バテのようにわかりやすい暑さが原因ではなく、冬特有の寒さや日照時間の短さが体に与えるストレスが大きな要因です。自律神経の乱れが冬バテに深く関わっており、放置すると体調不良が慢性化する可能性があります。
冬バテの主な症状
冬バテの症状は、肉体的な疲れだけでなく、精神的な不調も伴うことが特徴です。以下のような症状が見られる場合は、冬バテの可能性があります。
- 倦怠感:休息を取っても疲れが抜けない
- 冷え症:手足の冷えや体全体の寒気
- 肩こり・頭痛:筋肉の緊張や血行不良による痛み
- 眠気や不眠:日中に異常な眠気がある、または夜に眠れない
- 食欲不振・胃腸の不調:食欲低下や消化不良
- 気分の落ち込み:やる気が出ない、感情が不安定
冬バテの原因
冬バテを引き起こす要因は複合的ですが、以下の3つが主な原因とされています。
寒さによる血行不良
寒さで血管が収縮すると血流が悪化し、全身の代謝が低下します。これが疲労感や冷えを引き起こします。日照時間の短さ
冬は日照時間が短くなるため、セロトニン(幸福ホルモン)の分泌が減少します。これが気分の落ち込みや睡眠の乱れに繋がります。自律神経の乱れ
寒暖差や暖房の効きすぎた室内環境は、自律神経にストレスを与えます。特に、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、疲労感や不調が現れやすくなります。
鍼灸が冬バテに与える効果
東洋医学では、冬バテは「気」「血」「水」の巡りが滞ることで起きると考えられます。鍼灸はこれらの巡りを改善し、自律神経を整えることで冬バテの症状を和らげます。
1. 血流改善
鍼や灸でツボを刺激することで血行が促進され、冷えや肩こりが改善されます。
2. 自律神経の調整
ツボ刺激は副交感神経を活性化させ、リラックス状態を作ります。特に「百会(ひゃくえ)」や「足三里(あしさんり)」は、自律神経の乱れを整える効果があります。
3. 代謝向上
鍼灸治療は全身のエネルギー代謝を高め、疲労回復を促します。
冬バテ予防のための生活習慣
鍼灸と併せて、日常生活で以下のポイントを取り入れることで冬バテを予防しましょう。
バランスの良い食事
- 温かいスープや鍋料理で体を温める
- ビタミンD(魚、きのこ類)や鉄分(レバー、ほうれん草)を積極的に摂取
適度な運動
- ウォーキングやストレッチを日課にする
- 筋力を維持して体温を保ちやすくする
十分な睡眠
- 早寝早起きを心がけ、体内時計を整える
- 湯船に浸かり、深い眠りを誘う
ストレスケア
- ヨガや瞑想でリラックスする
- 趣味の時間を大切にして心を休める
適切な暖房管理
- 部屋を暖めすぎず、加湿器で湿度を保つ
まとめ
冬バテは寒さや日照不足、自律神経の乱れが原因で起こる体調不良です。適切な生活習慣と鍼灸治療を取り入れることで、自律神経を整えながら症状を予防・改善することが可能です。寒い季節も健康的に過ごすために、早めの対策を心がけましょう!
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
平井鍼灸院 鈴木開登
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得