あらゆる不調は〇〇が原因かも?

こんにちは!平井鍼灸院の鈴木開登です!
前回は、「めまいがつらい・・・」についてお伝えしました。こちらも読んでくださいね。
https://hirai-harikyu.com/case/case-6410/

今回は「あらゆる不調は〇〇が原因かも?」についてお伝えします。

体の不調

現代はネットでいろいろな情報を取得することができます。しかし、行ってもいまいち効果が感じられない、運動をすると良いと言われたが何をすれば良いのかわからない。など様々なハテナが生まれると思います。
そのため、今回は不調の原因についてお伝えできればと思います。
結論から言いますと、体の不調の原因は栄養の不足かも知れません。特に栄養の中でも五大栄養素のミネラル(鉄)です。
鉄は体に重要な役割をするので詳しく説明していきます。

あなたも鉄不足かも・・・

近年は「貧血に悩む女性」が増えています。
貧血にはいくつか種類がありますが、最も多いのが「鉄分欠乏性貧血」。
血液が赤いのは、赤血球が赤いからであり、その中に含まれるヘモグロビンが赤いからです。 鉄不足の指標となるのは「フェリチン値」です。一般の健康診断などで、貧血状態か否かの指標となるのは「ヘモグロビン値」です。
貧血とは、赤血球の中にあるヘモグロビンが不足している状態をいいます。ヘモグロビンを作る材料が鉄とタンパク質であることから、鉄とタンパク質が不足すると血液中のヘモグロビン値が低下し、「酸素を体の隅々まで運んで二酸化炭素を回収する」という赤血球の働きが弱くなるため、酸素不足となり、貧血が起こりやすくなります。
一方、フェリチンは、内部に鉄を蓄えることができるタンパク質で、肝細胞などを中心として全身に分布しています。血液中の鉄分が不足すると、フェリチンに蓄えていた鉄分が放出され、血液中の鉄分量を調整します。 仮に、ヘモグロビン値が正常であったとしても、フェリチン値が低下していれば、鉄の貯金が減っていることになり、鉄不足の症状が出ます。ヘモグロビン値は正常でも、フェリチン値が低い場合を「潜在性鉄欠乏症」といいます。一見しただけでは貧血を見逃すことから、「隠れ貧血」とも呼ばれます。

自律神経失調症と鉄不足

貧血と同様に、「うつ・パニック障害」も女性の発症率が高いといわれます。
気分が落ち込む、やる気が出ない、イライラする、息苦しくなる、動悸がする、めまいやふらつきがある、倦怠感がある、目覚めが悪い、冷え性、などですが、これらはうつ・パニック障害の症状でありながら、鉄不足の症状とも重なります。
うつ・パニック障害の主な原因は「ストレス」であるとされていますが、実潜在的な鉄不足が原因で、うつ・パニック障害の症状が出ているケースも多いです。潜在性鉄欠乏症が根底にあり、それがもとになった心身の脆弱性の上に、うつ・パニック障害を発症しているケースもあります。総じていえることは、鉄・タンパク不足になると、外部からのストレスに対する心身の脆弱性が生まれてしまうのです。神経伝達物質やホルモンの働きが落ちるばかりではなく、エネルギー代謝自体も滞ることになるからです。
体内に鉄が増えると、適切にセロトニン(幸せホルモン)、ドーパミン(快感ホルモン)、ノルアドレナリン(抗ストレスホルモン)が分泌するため、感情が安定して思考が柔軟になります(こうした神経伝達物質を作る酵素の補因子として、鉄が働いているためです)。

1日の鉄必要量

・男性:7.5mg
・女性:10.5~12.0mg

鉄の吸収率は、食事中のヘム鉄と非ヘム鉄の構成比、鉄の吸収促進・阻害要因となる栄養素や食品の摂取量、鉄の必要状態などによって異なります。ヘム鉄の吸収率は10〜20%、非ヘム鉄の吸収率は1〜8%です。鉄の吸収を良くするには、ビタミンCやクエン酸などの食品を摂取することが大切です。
そのため、市販の鉄サプリを買う場合は鉄の含有量と吸収を高めるものが一緒に含まれているかを確認してから購入をするようにしてみてくださいね。



本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
平井鍼灸院 鈴木開登

院長梅田俊【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得