体に良い入浴♪
こんにちは。江戸川区平井鍼灸院の今木です。
前回は、冷え性による症状と対策についてお伝えしました。
段々と寒くなってきますので、今回は入浴法についてお伝えしていきます。
湯船につかるメリット
湯船に浸かることは、身体に多くのメリットをもたらします。シャワーだけでは得られない全身の温まりやリラックス効果が、健康促進に繋がります。
- 血行促進: 湯船に浸かることで体全体が温まり、血管が拡張し、血行が良くなります。これにより、酸素や栄養が体中に効率よく運ばれ、筋肉のこわばりや疲労回復に役立ちます。
- 老廃物の排出: 汗をかくことで、体内の老廃物が排出され、デトックス効果が期待できます。
- リラックス効果: 湯船につかることで副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスできます。ストレスの軽減や安眠にもつながります。
自律神経によいお湯の温度
自律神経を整えるためのお湯の適温は、38℃から40℃のぬるめが推奨されています。
この温度は、体をじんわりと温め、副交感神経を活性化させる効果があります。
- ぬるめのお湯は、心身の緊張を解き、リラックス状態を作り出します。これにより、ストレス軽減や不眠改善に役立ちます。
- 一方、42℃以上の熱いお湯は、交感神経を刺激し、リフレッシュ効果が得られるものの、体が興奮状態になり、夜の睡眠には向かないことがあります。
入浴によって得られる効果
- 疲労回復: 温かいお湯に浸かることで、血流が改善され、筋肉の疲労物質(乳酸など)が効率よく排出され、疲労回復が促されます。
- 美肌効果: お湯に浸かることで毛穴が開き、汗とともに皮脂や汚れが取り除かれます。また、肌の血流も良くなるため、ハリやツヤのある肌を保つのに役立ちます。
- リラックス効果: 入浴により副交感神経が働き、リラクゼーション効果が高まり、精神的な安定が得られます。これにより、睡眠の質も向上します。
- むくみ解消:水圧により浮腫みが軽減します。また体が温まり血液循環が良くなることで、腎臓に運ばれる血液量が増え、水分代謝が上がります。
温泉の効果
温泉は、一般の入浴よりもさらに高い効果が期待できます。温泉の成分は、含まれるミネラルやガスによって異なり、それぞれの泉質が特定の健康効果をもたらします。
- 硫黄泉: 皮膚の新陳代謝を促し、肌トラブルの改善に効果的。
- 炭酸泉: 血管を拡張し、血行促進効果があり、冷え性や高血圧の改善が期待できます。
- 塩化物泉: 保温効果が高く、湯冷めしにくい特徴があり、疲労回復や関節痛に効きます。
入浴方法
- 半身浴: みぞおちまで浸かる半身浴は、体への負担が少なく、長時間の入浴に適しています。血行促進やデトックス効果が期待できます。
- 全身浴: 全身を湯船に沈める入浴法で、体全体をしっかり温めることができます。短時間で体を温めたい時に有効です。
- 足湯: 足を温めるだけでも全身の血行が良くなり、リラックス効果があります。特に冷え性の人におすすめです。
- シャワー浴: 温度と時間を調整することで、リフレッシュやリラクゼーション効果を得ることができますが、湯船に比べて全身の温まりは弱いです。
入浴をする時の注意点
- 長時間の入浴を避ける: 長時間湯船に浸かると、皮膚がふやけ、体力を消耗する可能性があります。15〜20分程度の入浴が理想的です。
- 適温を守る: 熱すぎるお湯は交感神経を刺激し、血圧を急激に上げることがあります。ぬるめの湯でゆっくり入浴する方がリラックス効果を得やすいです。
- 入浴前後の水分補給: 入浴中は汗をかくため、体内の水分が失われやすいです。入浴前後にはしっかりと水分を補給することが大切です。
- 空腹時や満腹時の入浴は避ける: 空腹時の入浴は貧血を引き起こすことがあり、満腹時は消化不良を招く可能性があります。入浴は食後30分〜1時間後が理想です。
正しい入浴法を取り入れることで、日々の健康維持やストレス解消に繋がります。
体力がある方には、こちらのHEAT温浴もオススメです。
入浴法の1つに取り入れてみてください(*^^*)
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
江戸川区平井鍼灸院 今木 薫
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得