吐き気・お腹がすかないのは自律神経が影響している!
こんにちは。平井鍼灸院の鈴木開登です。
前回は「頭痛の種類を見極めよう!」についてお伝えしました。よろしければこちらも読んでくださいね!
https://hirai-harikyu.com/case/case-6326/
今回は「吐き気・痛み・お腹がすかないのは自律神経が影響している!」についてお伝えしていきます!
自律神経が乱れているときの症状として消化器症状が出てくることも多くあります。
下記で詳しく説明していきます。
迷走神経という言葉を知っていますか?
「迷走神経(めいそうしんけい)」は、脳から直接出る12対の脳神経のうちのひとつで、第10脳神経にあたります。主に副交感神経系に属しており、心臓、肺、消化器官など多くの内臓に影響を与える神経です。迷走神経は、身体のリラックスや消化機能の促進、心拍数の低下など、体の安定を保つために重要な役割を果たします。
迷走神経の役割
迷走神経は副交感神経の主要な部分を構成し、以下のようなさまざまな機能を持っています。
心臓の調整
- 心拍数を低下させる働きがあり、心臓のリズムを整える役割を果たします。迷走神経が活発になると心拍がゆっくりになり、リラックス状態を促進します。
消化機能の促進
- 消化器官への影響も大きく、胃や腸の運動を活発にし、消化液の分泌を促進します。食事の後に体がリラックスするのは、迷走神経が消化活動をサポートしているためです。
免疫機能の調整
- 迷走神経は免疫系にも関与し、体内の炎症を抑える働きがあります。これにより、免疫反応のバランスを保つことに寄与します。
呼吸の調整
- 迷走神経は呼吸の速度や深さにも影響を与え、リラックスした状態では深くゆっくりとした呼吸を促します。
食欲低下や吐き気の原因としての自律神経の乱れ
自律神経のバランスが崩れると、交感神経が優位になることが多く、それにより消化器系の働きが低下します。迷走神経が十分に機能しなくなると、以下のような症状が現れやすくなります。
食欲低下:迷走神経が正常に働かないと、胃の動きが鈍くなり、消化不良を引き起こすことがあります。これにより、食欲が低下し、食事を取ることに対する意欲が減少します。
吐き気:ストレスや不安が強いと、交感神経が過剰に働き、消化管の運動が不規則になることがあります。この場合、迷走神経の調整が不足し、胃の逆流や胃の収縮によって吐き気を感じることが増えます。
胃の緊張:交感神経が優位な状態では、胃の緊張が増し、消化がスムーズに行われなくなります。迷走神経がリラックスを促せないと、胃腸の動きがさらに悪化し、吐き気や胃もたれを引き起こすことがあります。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
平井鍼灸院 鈴木開登
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得