低気圧による身体への影響
こんにちは。江戸川区平井鍼灸院の今木です。
台風が近づいたり、雨が近づくと体調を崩す方も増えます。実際、平井鍼灸院にご来院の患者さんも天気の影響を受ける方は少なくありません。
精神科医の藤川先生は著書の中で、気象に応じて出る不調は栄養にあるとも仰っています。賛否両論ありますが、実際、タンパク質や鉄が不足している人はとても多いです。
参考著書
今回は気圧の変化と体調についてお伝えします。
低気圧の状態とは?
低気圧とは、大気圧が通常よりも低い状態を指します。天候が不安定な時に多く発生し、特に雨や嵐が予想される際に低気圧が形成されます。低気圧が接近すると、空気が上昇して冷やされ、雲や降水が発生します。
気圧の変動は、特に体内の自律神経系に影響を与えるとされており、体調が崩れやすい原因の一つとなります。低気圧がもたらす環境変化により、身体の反応が様々な症状として現れることがあります。
気圧が変化するということは、体にかかる圧力がその都度変わるということです。
例えるなら、プールに入った時に水圧がかかりますが、気圧の変化は目に見えないだけでプールに入ったり出たりを繰り返しているような状態ともいえます。
低気圧で起こりやすい症状
低気圧が体に与える影響は個人差がありますが、以下のような症状が現れることが一般的です。
1. 頭痛や偏頭痛
低気圧の影響で、脳内の圧力バランスが崩れ、血管が拡張することがあります。これにより、頭痛や偏頭痛が引き起こされることが多いです。特に、天候が悪くなる直前に頭痛が始まることがあり、気象変化に敏感な「気象病」としても知られています。
2. 関節痛や筋肉痛
気圧の変動が関節や筋肉にかかる圧力を変化させるため、特に関節リウマチや慢性的な痛みを持つ人々は、痛みが強くなることがあります。
3. めまい・耳鳴り
気圧の変化が内耳の気圧バランスに影響を与え、三半規管の機能が乱れることがあります。これにより、めまいや耳鳴りが生じることが多く、特に飛行機の離着陸や高山登山の際に似た症状が現れることがあります。
4. 気分の落ち込みや倦怠感
低気圧は自律神経にも影響を与えます。特に副交感神経が過剰に働くことで、全身の活力が低下し、倦怠感や気分の落ち込みを感じることがあります。この状態は、いわゆる「気圧鬱」と呼ばれることもあります。
5. 呼吸器系の不調
気圧の低下に伴い、酸素濃度が低くなるため、特に呼吸器に問題を抱える人やアレルギーを持つ人々は、息苦しさや呼吸の浅さを感じることがあります。
6. 血圧の変動
低気圧が血圧に影響を及ぼすことがあり、高血圧や低血圧が悪化することがあります。特に、低血圧の人はめまいや立ちくらみを感じやすくなります。
気圧の変化だけでも体にかかる負荷はとても大きくなります。
いつも雨の日や台風が近づくと体調を崩す方は、元々血液循環が低下していたり、筋肉の緊張が強く出ている可能性もあります。
鍼灸治療ではこういった症状にも適応しておりますのでお気軽にご相談ください。
また、体の内側からも整えるには栄養がとても重要になります。
日頃の食事量でタンパク質やビタミン、ミネラルが補えているのか確認してみてください。
またこちらのセルフケアも効果的です。
画像をクリックすると動画が見れますので一緒にやってみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
江戸川区平井鍼灸院 今木 薫
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得