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コロナ後遺症の種類

コロナ後遺症は、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の回復後も、持続的に症状が続く状態を指します。主な後遺症の種類は以下の通りです。

• 呼吸器症状: 息切れや呼吸困難、咳が長期間続くことがあります。
• 疲労感: 持続的な倦怠感や疲労が最も一般的な後遺症の一つです。
• 神経症状: 頭痛、集中力低下、記憶障害、いわゆる「ブレインフォグ（頭がぼんやりした状態）」が報告されています。
• 心血管症状: 胸痛、心拍数の乱れ、動悸などが継続することがあります。
• 精神的症状: 不安、抑うつ、睡眠障害などの精神的な影響も見られます。
• 消化器症状: 腹痛、下痢、食欲不振などが持続することがあります。
• 筋肉・関節の痛み: 筋肉痛や関節痛が長期間残ることもあります。

コロナ後遺症の原因

コロナ後遺症の原因は完全には解明されていませんが、いくつかの仮説が提案されています。

1. 免疫系の異常反応: COVID-19感染中、免疫系が過剰に働き、その後も正常な状態に戻らないことで後遺症が発生する可能性があります。
2. 持続する炎症: 感染後も体内の炎症反応が続くことで、特定の器官や組織にダメージが残ると考えられています。
3. ウイルスの残存: 一部の専門家は、ウイルスが完全に体内から排除されず、後遺症が引き起こされる可能性を指摘しています。
4. 自律神経の乱れ: 自律神経の不調が、息切れや疲労感、心拍数の乱れなどの症状に関連しているとされています。

自律神経とコロナ後遺症の関係

コロナ後遺症は、様々な身体的・精神的な不調を引き起こしますが、その中で自律神経系の異常が大きな役割を果たしている可能性が示唆されています。自律神経は、私たちの体内の多くの機能を無意識にコントロールする神経系であり、特に心臓や呼吸、消化、血圧の調整に関わります。

1. 自律神経失調症とコロナ後遺症

コロナ後遺症において、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、自律神経失調症のような症状が現れることがあります。具体的には、以下のような症状が関連しています。

心拍数の乱れ: 急に動悸がしたり、心拍数が急上昇したりすることがあります。これは、交感神経が過剰に働くためです。

血圧の変動: 自律神経が正常に機能しないと、血圧が不安定になることがあります。低血圧や高血圧が交互に現れるケースも報告されています。

息切れや呼吸の問題: 副交感神経が正常に働かないと、呼吸が浅くなったり、息切れを感じやすくなります。

2. 疲労感と自律神経

自律神経の乱れによる慢性的な疲労感は、コロナ後遺症の中でも最も報告される症状の一つです。通常、リラックスして体を休めるために働く副交感神経が正常に機能しないことで、体が休息モードに入れず、疲労感が持続することがあります。

3. ブレインフォグ（集中力・思考力低下）と自律神経

コロナ後遺症の症状として報告されるブレインフォグは、集中力や記憶力の低下、頭がぼんやりする感覚を指します。自律神経系の不調は、脳内の血流や酸素供給に影響を与え、これが思考能力の低下に関与していると考えられています。

4. 自律神経とストレスの影響

コロナ後遺症に苦しむ人は、長期的な症状に対する不安やストレスを感じることが多く、これがさらに自律神経の乱れを悪化させる可能性があります。特に、ストレスが交感神経を過度に刺激し、不眠や緊張感を引き起こし、回復を妨げる悪循環が生じることがあります。

コロナ後遺症がある人とない人の割合

コロナ後遺症の発症率は、感染者全体の10％から30％程度と言われています。この割合は年齢や基礎疾患、感染の重症度によって異なるとされています。軽症や無症状だった人でも後遺症が現れる場合があり、重症患者の方が後遺症の発生率が高い傾向にあります。

特に、女性や高齢者、既に持病を持っている人は後遺症を発症しやすいと言われていますが、誰にでも起こりうるため注意が必要です。

平井鍼灸院では、鍼灸治療を用いて自己免疫力の強化や今ある症状に対しての治療を行います。多くの方は、後遺症が長引く中でのストレス生活が影響し、後遺症以外の症状を抱えていらっしゃいます。心も状態も一緒にサポートさせて頂きますので1人で悩まずにご相談くださいね。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

江戸川区平井鍼灸院　今木　薫

【監修】
平井鍼灸院　院長　梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
【所属】
2015年～ 日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得