心の問題と神経伝達物質の関係

こんにちは。江戸川区平井鍼灸院の今木です。季節の変わり目は自律神経の働きが乱れやすくなります。不安症状やパニック症状も出やすくなります。こちらの記事もあわせてお読みください。https://hirai-harikyu.com/page-5464/

みなさんはこんな経験はありませんか??頭を抱える女性
□わけもなく不安になる
□些細なことでイライラしてしまう
□人の話が頭に入ってこない
□忘れっぽくなった
□何もやる気がしない
□集中力が落ちた
□同じ間違いも何度もする
□なんか気分が重い・・・

これらの状態は一般的に、ストレスや疲れが溜まっていることで起こっていると考えられ、ちょっと休息をとる、人に話をする、気持ちを切り替えるなどアドバイスされることも多いと思います。
確かに、心と体を休める事は大切です。ですが、根本的に診ていく時には「脳」が大切です。

脳の中には、いくつもの脳内神経伝達物質(脳内ホルモン)があり、これらが働くことで信号を送り、心の動きとなって感じています。
例えば、「楽しい」と感じている時は、脳内から快感ホルモンのドーパミンという神経伝達物質が出ています。

今回は、人の心の動きに影響する代表的な脳内神経伝達物質とその働きについてお伝えします。

脳みそのイラスト

【セロトニン】
作用:感情を安定させる脳内物質。別名「ハッピーホルモン」。不足すると落ち込みやうつ、イライラなどを招きやすくなります。
心の状態:幸福感、安心感、充足感、ほのぼの気分

【ドーパミン】
作用:快感や欲求に関わり人間の行動をリードする脳内物質で、快感ホルモン、期待感ホルモンとも呼ばれる
心の状態:ワクワクする、やる気がみなぎる、スカッと爽快、愉快な気分、好奇心、達成感、集中力

【ノルアドレナリン】
作用:脳の覚醒水準をUPする脳内物質で別名「緊張ホルモン」ともいいます。不安や怒り、緊張などにも深く関係しています。
心の状態:シャキッとする、覚醒する、闘争心、衝動性、緊張する

【GABAギャバ】
作用:脳神経細胞の興奮を鎮静する働きをもつ脳内物質
心の状態:落ち着く、リラックス、我慢、なんとかなるだろう気分

こういった脳内神経伝達物質はストレスによって消費されていきます。
消費されて足りなくなるので、原料から補わないといくら休んでも、人に愚痴をこぼしても、気分を切り替えても回復していきません。
脳内神経伝達物質の原料は、タンパク質、ビタミン、ミネラルになります。
脳内神経伝達物質も栄養が大事なんですね。

ですので、心の問題だからといって心に問題があるのではなく、栄養にも目を向けてみてください。

セロトニンはこの体操で分泌を促進しますので、是非ご自宅でやってみてくださいね♪
セロトニン

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

江戸川区平井鍼灸院 今木 薫

院長梅田俊【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得