低血糖症とその症状

こんにちは。江戸川区平井鍼灸院の今木です。
以前、急な血糖値の上昇は危険だとお伝えしました。その時の記事はコチラです。
血糖値の急上昇、急降下を続けていると、うつによく似た症状が出てきます。
今回は、低血糖症についてお伝えします。

こんな事はありませんか??
  • 甘いものが食べたくてしょうがない
  • お腹が空くとイライラして集中力がなくなる
  • ちょっとしたことで怒りが爆発する事がある。キレやすい
  • 光がまぶしく感じることがある
  • 音がうるさく感じる事がある
  • 頭痛もちだ
  • ランチ後1~2時間くらいすると眠くなって、やる気が出ない
  • 急に気分が落ち込んだり、泣きたくなったりすることがある
  • 徐々に体重が増えてきた
  • 体がだるくて重い
  • 時々、手や指が震えることがある

    チェック項目に当てはまる症状が多いほど、低血糖症による不調が心と体に表れているといえます。

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低血糖症とは?

低血糖症とは、血液中のブドウ糖(血糖値)が異常に低下した状態を指します。ブドウ糖は体の主要なエネルギー源であり、特に脳はブドウ糖をエネルギー源として利用しています。血糖値が低くなると、体は正常に機能できなくなり、さまざまな身体的・精神的な不調が現れることがあります。

血糖値グラフ

低血糖症になる原因

低血糖症の原因はさまざまですが、主なものは以下の通りです。

過度のインスリン分泌: 糖尿病治療薬やインスリンの過剰摂取が原因で血糖値が急激に下がることがあります。

食事の不規則: 食事を抜いたり、長時間食べないでいると、血糖値が低下することがあります。

過度の運動: 激しい運動を行うと、体内のブドウ糖が急速に消費され、低血糖を引き起こすことがあります。

アルコール摂取: アルコールは肝臓のブドウ糖産生を抑制し、低血糖を引き起こすことがあります。

内分泌異常: 例えば、アドレナリンやコルチゾールの分泌が不十分だと、血糖値の維持が難しくなることがあります。

低血糖症の主な症状

震え: 手足が震えることがあります。

動悸: 心拍数が増加し、胸の鼓動が強く感じられます。

発汗: 特に冷や汗が出ることがあります。

空腹感: 強い空腹感を感じることがあります。

めまい・ふらつき: 血糖値が低いと、めまいやふらつきを感じることがあります。

疲労感: 極度の疲労や脱力感が生じます。

集中力の低下: 思考が鈍くなり、集中力が低下します。

意識障害: 重度の場合、意識が混濁したり、失神することがあります。

女性不調

低血糖症と自律神経

低血糖症は自律神経とも密接に関連しています。自律神経は、体内のエネルギーを調整し、血糖値の維持に寄与します。低血糖が発生すると、体は交感神経系を活性化させ、アドレナリンを分泌することで血糖値を上昇させようとします。この過程で、動悸や震え、発汗などの自律神経症状が現れることがあります。

一方で、慢性的な低血糖状態が続くと、副交感神経系が過剰に働き、疲労感や倦怠感が増すなど、自律神経のバランスが崩れる可能性があります。

一見、うつ症状と似ているので心療内科に行ってお薬を処方される方も多いのですが、実は食事内容を見直してみるだけで改善できることも多いのです。

食べる順番を変えたり、糖質を抜いてタンパク質中心の食生活に変えるだけでも随分体質は変わります。

こちらの動画もご参考に、もう一度食事管理を見直していきましょう。

食事管理サムネ

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

江戸川区平井鍼灸院 今木 薫

院長梅田俊【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得