カフェインは自律神経を乱す
こんにちは。鈴木開登です。
暑い日々が続いているので熱中症には気をつけてくださいね!
前回は「夏バテと自律神経」についてお伝えしています。一緒に読んでみてください!
https://hirai-harikyu.com/case/case-6133/
今回は「カフェインは自律神経を乱す」についてお伝えします。
カフェインは、多くの人にとって日常的に摂取される成分ですが、自律神経系に与える影響も重要です。自律神経は、身体の多くの無意識な機能を制御する神経系で、交感神経と副交感神経のバランスを保つことで健康を維持します。
カフェインの作用
カフェインの効能には、覚醒作用があります。
通常、身体は活動してエネルギーを消耗すると、脳内で疲労を知らせる信号がでます。 疲労を感じるのですが、カフェインの覚醒作用がその信号を邪魔するので身体に疲労を感じにくくさせるのです。それは決して本当に疲れていない訳ではなく、疲れていても、そう感じさせないだけなのです。
自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあります。 交感神経は活動しているときに働き、エネルギーを使います。睡眠や休息をとっているときに副交感神経が働くことで、エネルギーの補充や傷の修復を行います。自律神経が乱れている状態ではこの二つのバランスが崩れている為、交感神経が働きすぎたり、副交感神経の働きが悪くエネルギーをちゃんとためられなかったり、しっかり回復が出来なかったりします。
このような状態でカフェインを摂ると、本当はエネルギーが少なく動けない状態であっても、さも動ける様に錯覚させます。 エネルギーを使い切って本当に動けなくなるまで、気付けなくさせるのです。エネルギーを補充するのにも、身体はエネルギーを使います。 そのエネルギーさえそこをつき無くなってしまうと本当に身体が回復出来なくなってしまうのです。
カフェインの副作用と注意点
1. 不安感や神経過敏
カフェインの過剰摂取は、不安感や神経過敏、震えなどの症状を引き起こすことがあります。これらの症状は、特にカフェインに対する感受性が高い人に顕著です。
2. 不眠症
カフェインは、覚醒効果が強いため、摂取タイミングによっては不眠症を引き起こすことがあります。特に、就寝前の摂取は避けるべきです。
3. 胃腸障害
カフェインは、胃酸の分泌を刺激するため、過剰摂取により胃痛や胃酸逆流、胃潰瘍のリスクを高めることがあります。
4. 利尿作用
カフェインには利尿作用があり、過剰摂取により脱水症状を引き起こすことがあります。十分な水分摂取を心がけることが重要です。
5. 血圧上昇
カフェインの摂取は、一時的に血圧を上昇させることがあります。高血圧の人や心疾患のリスクがある人は、摂取量に注意が必要です。
カフェイン飲料
コーヒー以外にも多くの飲料にカフェインは含まれています。
「玉露」「エナジードリンク」「紅茶」「ウーロン茶」「煎茶」「ほうじ茶」「玄米茶」「番茶」
上記のような飲料はカフェインが含まれていますが、含まれているのを知らずに摂取してしまっている方も中にはいらっしゃたと思います。
今日から飲料はノンカフェインに変えて取っていきましょう!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
平井鍼灸院 鈴木開登
【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得