あらゆる病に鉄不足が関わる

こんにちは。鈴木開登です。
前回の投稿はお読み頂けましたでしょうか?よろしければこちらも一緒に読んでみてください。
https://hirai-harikyu.com/case/case-5843/
今回は「エネルギー代謝と鉄」についてお伝えします。
代謝

鉄が身体に重要な役割になるのでお伝えします。
近年は「貧血に悩む女性」が増えています。貧血にはいくつか種類がありますが、最も多いのが「鉄分欠乏性貧血」です。血液が赤いのは、赤血球が赤いからであり、その中に含まれるヘモグロビンが赤いからです。ヘモグロビンは、鉄を中心として作られており、呼吸を通して取り入れた酸素を体の隅々まで運ぶという重要な役割を担っています。そして運ばれた酸素を用いて、体の隅々で生きるためのエネルギーが作り出されますが、そのときにも鉄の働きが欠かせません。この働きを担えるのは鉄だけなのです。 鉄不足の指標となるのは「フェリチン値」です。一般の健康診断などで、貧血状態か否かの指標となるのは「ヘモグロビン値」であります。
貧血とは、赤血球の中にあるヘモグロビンが不足している状態をいいます。ヘモグロビンを作る材料が鉄とタンパク質であることから、鉄とタンパク質が不足すると血液中のヘモグロビン値が低下し、「酸素を体の隅々まで運んで二酸化炭素を回収する」という赤血球の働きが弱くなるため、酸素不足となり、貧血が起こりやすくなります。 一方、フェリチンは、内部に鉄を蓄えることができるタンパク質で、肝細胞などを中心として全身に分布しています。血液中の鉄分が不足すると、フェリチンに蓄えていた鉄分が放出され、血液中の鉄分量を調整します。 仮に、ヘモグロビン値が正常であったとしても、フェリチン値が低下していれば、鉄の貯金が減っていることになり、鉄不足の症状が出ます。ヘモグロビン値は正常でも、フェリチン値が低い場合を「潜在性鉄欠乏症」といいます。一見しただけでは貧血を見逃すことから、「隠れ貧血」とも呼ばれます。
貧血
一方、貧血と同様に、「うつ・パニック障害」も女性の発症率が高いといわれます。気分が落ち込む、やる気が出ない、イライラする、息苦しくなる、動悸がする、めまいやふらつきがある、倦怠感がある、目覚めが悪い、冷え性、などですが、これらはうつ・パニック障害の症状でありながら、鉄不足の症状とも重なります。 うつ・パニック障害の主な原因は「ストレス」であるとされていますが、実潜在的な鉄不足が原因で、うつ・パニック障害の症状が出ているケースも多いです。患者さんによっては、潜在性鉄欠乏症そのものというケースもありますし、潜在性鉄欠乏症が根底にあり、それがもとになった心身の脆弱性の上に、うつ・パニック障害を発症しているケースもあります。総じていえることは、鉄・タンパク不足になると、外部からのストレスに対する心身の脆弱性が生まれてしまうのです。神経伝達物質やホルモンの働きが落ちるばかりではなく、エネルギー代謝自体も滞ることになるからです。 日々の暮らしや仕事の中で、何かショックな出来事や悩ましい事態が起きたとき、すぐに立ち直れる場合と、なかなか立ち直れない場合があるかと思いますが、鉄・タンパク不足の場合には心身の脆弱性に陥りやすくなってしまいます。

体内に鉄が増えると、適切にセロトニン(幸せホルモン)、ドーパミン(快感ホルモン)、ノルアドレナリン(抗ストレスホルモン)が分泌するため、感情が安定して思考が柔軟になります(こうした神経伝達物質を作る酵素の補因子として、鉄が働いているためです)。頭の回転が速くなり、体の動きもキビキビとしてきます。すると、ストレスに強くなり、いろいろなことが起こっても余裕を持ってしなやかに対応できるようになります。職場での仕事の効率も良くなります。クヨクヨと悩みがちだった方も、体調が良くなることでキビキビと動くことができるようになるので、不全感や停滞感によるストレスも減り、良い循環になって、悩みや取り越し苦労も減っていきます。家庭の中でも無用な衝突やイライラ、不和がなくなり、円満になります。 鉄の摂取しすぎについての問題もありますが、現在の日本人女性にとっては考えにくいです。積極的に摂取していくようにしていきましょう。
ストレス

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
平井鍼灸院 鈴木開登

院長梅田俊【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得