「自律神経症状はノドにも出る!」

こんにちは。平井鍼灸院の鈴木開登です。
今回は「自律神経症状はノドにも起きる!」についてお伝えしていきます。
前回は不眠症についてお伝えしていますので宜しければこちらも参照してみてください↓
https://hirai-harikyu.com/case/case-5616/

自律神経失調症やうつ病の症状はノドにも出る場合があります。
ノドの症状でも違和感・渇き・飲み込みづらい・ヒステリー球などがあります。
ノドの違和感とは、ノドに魚の骨が引っかかっている感覚や何かコロコロした玉のようなものがノドにある感覚です。これはヒステリー球とも呼ばれます。
原因としては、交感神経が強くなりすぎたことです。交感神経が強すぎると、ノドが締められるような感じになる時があります。これは「息苦しい」という感覚にもつながります。ノドが締められることで、ノドの内面同士が触れ合い、何かがノドにあるような感じがするのだと考えられます 。
ノドの違和感 痛み
次に、ノドの渇きは交感神経が強くなると起こる反応です。人前で話したりする時にノドが渇くことがありませんか?これは交感神経が強くなり、唾液(つば)の分泌が減少したからです。この唾液の少なさは 、食べものを飲み込みづらくさせてしまいます。さらに、先ほどご説明したノドの狭感も飲み込みづらくさせてしまいます。そのうえ、自律神経失調症やうつ病は、脳神経の働きが微妙に低下していますので、飲み込む動作の指令を送っている神経の機能も低下して、さらに飲み込みづらくさせてしまいます。
ノドのつまり

自律神経失調症やうつ病の場合、食道にも影響がでます。食道の入口(飲み込む動作)は自分の意識で動かせるのですが、食道の出口は自分の意識では動かせない自律神経が働いています。そのため、自律神経の乱れがあると飲み込み動作と出口の動作が一緒に動いてくれず、感覚としては胸とお腹の境目あたりになにか食べ物が詰まっている感覚や飲みきっていない感覚があります。また、ノドでは飲み込めたけれど胸で飲み込めないという状態が起きます。その状態が重なると水分で流し込みたくなります。水を多く飲んでいると胃液が薄まり消化不良につながるので調整しながら飲むようにしてください。
むせる 消化不良

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

江戸川区 平井鍼灸院 鈴木開登

院長梅田俊【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得