不整脈のツボはここ!動悸や発作時に効く自律神経を整える押し方
突然の動悸や脈の乱れに、不安を感じる方は少なくありません。
不整脈の症状を和らげるセルフケアとして、東洋医学に基づくツボ押しが注目されています。
ツボ押しは、自律神経のバランスを整えることで、動悸や息切れといった不快な症状に効果が期待できる手軽な対処法です。
この記事では、緊急時に役立つツボから、体質改善を目指すツボ、そして効果的な押し方のコツまでを詳しく解説します。
不整脈による動悸や息切れはツボ押しでのセルフケアが期待できる
不整脈の多くは、ストレスや過労による自律神経の乱れが原因で起こるといわれています。
自律神経は心臓の拍動をコントロールしているため、バランスが崩れると動悸や息切れ、めまいなどの症状が現れやすくなります。
ツボ押しは、体にある特定のポイントを刺激することで、心身の緊張を和らげ、自律神経の働きを整える作用が期待されます。
薬に頼るだけでなく、日々のセルフケアとしてツボ押しを取り入れることで、症状の改善や不整脈の予防につながります。
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【緊急時に】突然の動悸や発作を鎮める即効性が期待できるツボ3選
急に心臓がドキドキしたり、脈が飛ぶ期外収縮が起きたりすると、強い不安感に襲われることがあります。
そのような緊急時に、気持ちを落ち着かせ、心臓の過剰な興奮を鎮める効果が期待できるツボがあります。
これから紹介する3つのツボは、オフィスや外出先でも手軽に押せるため、いざという時の対処法として覚えておくと安心です。
これらのツボを刺激することで、乱れた脈を整え、動悸や息苦しさを和らげる助けとなります。
手の内側にある「内関(ないかん)」で胸のつかえを和らげる
内関(ないかん)は、手首の内側にあるツボで、乗り物酔いやつわりにも効果があるとされています。
場所は、手首の付け根にあるしわの真ん中から、肘に向かって指3本分進んだところにある2本の太い筋の間です。
このツボは心臓の働きと深く関わりがあり、精神的なストレスからくる動悸や胸のつかえ、息苦しさを和らげる効果が期待できます。
親指の腹を当て、心地よい圧を感じる程度に5秒ほど押してゆっくり離す動作を数回繰り返します。
肘の内側にある「郄門(げきもん)」で脈の乱れを整える
郄門(げきもん)は、腕の内側、内関からさらに肘に向かって指4本分ほど進んだ位置にあるツボです。
このツボは、特に動悸や息切れ、脈の乱れなど、心臓に関連する症状に対して即効性が期待できるとされています。
不整脈の発作が起きた際に、郄門を親指で力強く、痛みを感じる少し手前の圧で押し続けると、徐々に動悸が落ち着いてくることがあります。
デスクワーク中など、腕の疲れを感じた時に刺激するのも効果的なツボです。
動悸に即効性のあるツボ4選!自律神経を整え不安を落ち着かせる押し方
胸の中心にある「膻中(だんちゅう)」で息苦しさを楽にする
膻中(だんちゅう)は、胸の真ん中、左右の乳頭を結んだ線の中心に位置するツボです。
ストレスや不安を感じると胸が苦しくなることがありますが、このツボを刺激することで胸の気の流れが良くなり、呼吸が楽になります。
動悸や息苦しさを感じた時に、中指の腹を当てて、優しく円を描くようにマッサージしたり、ゆっくりと圧を加えたりします。
リラックス効果が高く、精神的な緊張からくる不整脈の症状緩和に役立ちます。
【体質改善に】自律神経のバランスを整え不整脈を予防するツボ4選
不整脈の根本的な予防には、日々のセルフケアで自律神経のバランスを整えることが重要です。
ストレスの蓄積は自律神経の乱れに直結し、動悸やめまいの原因となります。
これから紹介する頭、手、足にあるツボは、継続的に刺激することで心身のリラックスを促し、不整脈が起こりにくい体質へと導く効果が期待できます。
背中や耳にも自律神経を整えるツボは点在しますが、まずは自分で押しやすい場所から試してみるのがおすすめです。
頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」でストレスを緩和する
百会(ひゃくえ)は、頭のてっぺん、左右の耳の先端を結んだ線と顔の中心線が交差する場所にあります。
このツボは「万能のツボ」とも呼ばれ、自律神経のバランスを整える中枢とされています。
ストレス、頭痛、不眠、めまいなど、さまざまな不調の緩和に効果が期待できます。
両手の中指を重ねてツボに当て、心地よいと感じる強さで垂直にゆっくりと押します。
リラックスしたい時や、就寝前に刺激すると心が落ち着きやすくなります。
手の甲にある「合谷(ごうこく)」で心と体の緊張をほぐす
合谷(ごうこく)は、手の甲側で、親指と人差し指の骨が交わる付け根の少し手前、人差し指側にあるくぼみに位置します。
このツボも万能ツボとして知られ、精神的な緊張やストレスを和らげる効果があります。
自律神経の乱れからくる頭痛や肩こり、歯の痛みなど幅広い症状に対応します。
反対側の手の親指で、人差し指の骨に向かって押し上げるように「痛気持ちいい」と感じる強さで刺激するのがポイントです。
手首の小指側にある「神門(しんもん)」で不安な気持ちを落ち着かせる
神門は、心と深くつながる重要なツボで、手首の内側、小指側の腱の外側にあるくぼみに位置します。
このツボを刺激すると、精神的な緊張や不安、イライラを鎮め、心を穏やかにする効果が期待できます。
特に、ストレスが原因で起こる動悸や不眠に有効とされています。
反対側の親指の先で、ゆっくりと息を吐きながら5秒ほど押し、息を吸いながら力を抜く動作を数回繰り返すと、気持ちが落ち着いてきます。
足の裏にある「湧泉(ゆうせん)」で全身の巡りを良くする
湧泉は、足の裏の土踏まずのやや上、足指を曲げた時に最もくぼむ場所にあります。
生命エネルギーが湧き出る泉という意味を持ち、全身の血行を促進して活力を高める効果があるとされています。
このツボを刺激することで、疲労回復や冷えの改善、リラックス効果が期待でき、自律神経のバランスを整える助けとなります。
両手の親指を重ねて、息を吐きながらゆっくりと押し込むように刺激します。
自律神経を一瞬で整えるツボ|今すぐ押せる手・頭の簡単セルフケア
ツボ押しの効果を最大限に高めるための正しい押し方3つのコツ
ツボ押しは、ただやみくもに押すだけでは十分な効果が得られないことがあります。
正しい方法で行うことで、ツボへの刺激が投的確に伝わり、自律神経を整える効果を最大限に引き出すことが可能です。
これから紹介するのは、力加減、呼吸、そしてタイミングという3つの基本的なコツです。
これらのポイントを意識するだけで、セルフケアの効果が大きく変わるため、日々の習慣に取り入れてみてください。
「痛気持ちいい」と感じる程度の力で5秒かけてゆっくり押す
ツボを押す際の力加減は、「痛い」と感じるほど強く押す必要はありません。
強すぎる刺激は、かえって筋肉を緊張させてしまう可能性があります。
最適なのは、指の腹を使い、「痛いけれど気持ちいい」と感じる程度の圧をかけることです。
息を吐きながら5秒ほどかけてゆっくりと圧を加え、息を吸いながら5秒かけてゆっくりと力を抜いていきます。
この一連の動作を1つのツボにつき5〜10回繰り返すのが目安です。
息を吐きながら押し、吸いながら緩める呼吸を意識する
ツボ押しの効果を高めるためには、呼吸との連動が非常に重要です。
深い呼吸は副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせる効果があります。
ツボを押すときには、口や鼻からゆっくりと息を吐き出し、力を緩めるときには鼻からゆっくりと息を吸い込みます。
この呼吸を意識することで、筋肉の緊張がほぐれやすくなり、ツボへの刺激がより深くまで届きます。
焦らず、ゆったりとしたリズムで行うことが大切です。
息が深く吸えないのは自律神経の乱れ?原因と薬・漢方での対処法
体が温まっている入浴後や就寝前に行う
ツボ押しを行うタイミングは、体がリラックスして血行が良くなっている時が最も効果的です。
特におすすめなのが、体が温まっている入浴後や、心身を落ち着かせたい就寝前です。
入浴後は筋肉がほぐれているため、ツボへの刺激が伝わりやすくなります。
また、就寝前に行うことで、一日の緊張が和らぎ、自律神経が整えられて質の良い睡眠につながります。
リラックスできる環境で、習慣として取り入れるのが良いでしょう。
セルフケアでツボ押しを行う際の注意点


体の状態によっては、ツボ押しが逆効果になる場合や、そもそもセルフケアで対応すべきではないケースも存在します。
ツボ押しを始める前に、これから説明する注意点を必ず確認し、自分の体調を第一に考えて実践することが大切です。
正しく理解し、安全なセルフケアを心がけましょう。
食後すぐや飲酒後のツボ押しは控える
食後30分〜1時間以内や、飲酒後のツボ押しは避けるようにしてください。
食後は消化のために血液が胃腸に集中しています。
このタイミングでツボ押しを行うと、全身の血流に影響を与え、消化不良を引き起こす可能性があります。
また、飲酒後は血圧が変動しやすく、アルコールの影響で体の感覚も鈍くなっているため、意図せず強く押しすぎてしまう危険性があります。
体調が安定している時に行いましょう。
妊娠中や持病のある方は事前に医師へ相談する
妊娠中の方や、心臓病、高血圧、糖尿病などの持病がある方は、自己判断でツボ押しを行わないでください。
特定のツボは体に強く作用するため、妊娠中の方にとっては子宮の収縮を促してしまう危険性があります。
また、持病のある方がツボ押しを行うことで、症状に予期せぬ影響が出る可能性も否定できません。
安全にセルフケアを行うためにも、ツボ押しを始める前に必ずかかりつけの医師や鍼灸師に相談することが重要です。
症状が続く・悪化する場合は迷わず医療機関を受診する
ツボ押しはあくまで症状を緩和するためのセルフケアであり、不整脈の根本的な治療ではありません。
動悸や息切れが頻繁に起こる、症状が改善しない、あるいは悪化するといった場合は、危険な不整脈が隠れている可能性があります。
特に、めまいや失神、強い胸の痛みを伴う場合は、すぐに循環器内科などの医療機関を受診してください。
自己判断で対処を続けるのではなく、専門家による正確な診断と適切な治療を受けることが最も重要です。
不整脈のツボに関するよくある質問
不整脈のセルフケアとしてツボ押しを試してみたいけれど、具体的なやり方や頻度について疑問を持つ方もいるかもしれません。
ここでは、不整脈のツボに関して寄せられることが多い質問にお答えします。
効果的な実践方法や、症状が改善しない場合の対処法などを事前に知っておくことで、より安心してセルフケアに取り組むことができます。
疑問点を解消し、日々の健康管理に役立ててください。
Q1.ツボ押しは1日に何回くらい、どのくらいの時間行うのが効果的ですか?
1日に2〜3回、1つのツボにつき1〜3分程度を目安に行うのが効果的です。
大切なのは一度に長く行うことよりも、毎日少しずつでも継続することです。
朝、昼、晩など、生活のリズムに合わせてリラックスできる時間を見つけて実践してみてください。
無理のない範囲で習慣化することが、体質改善につながります。
Q2.ツボを押しても症状が改善しない場合はどうすればよいですか?
ツボ押しを続けても症状が改善しない、または悪化するようであれば、セルフケアを中止し、速やかに循環器内科などの医療機関を受診してください。
不整脈の中には、放置すると命に関わる危険なタイプも存在します。
専門医による適切な診断と治療を受けることが、健康を守る上で最も重要です。
Q3.不整脈に効くツボは右と左どちらを押すのが良いですか?
基本的に、ツボは左右対称に存在するため、どちら側を押しても効果に大きな差はありません。
両方押してみて、より凝りや痛みを感じる「痛気持ちいい」と感じる側を重点的に刺激するのがおすすめです。
もちろん、両方のツボを均等に刺激しても問題ありません。
自分の体の感覚に合わせて調整してください。
まとめ
不整脈による動悸や不安感に対して、ツボ押しは自律神経のバランスを整え、症状を緩和する手軽なセルフケアの一つです。
緊急時に役立つ「内関」や「郄門」、体質改善を目指す「百会」や「神門」など、目的に応じて適切なツボを刺激することが効果的です。
ただし、ツボ押しはあくまで対症療法であり、医療行為に代わるものではありません。
症状が続く場合や強い不調を感じる際は、自己判断に頼らず、必ず専門の医療機関を受診し、適切な診断を受ける必要があります。
症例・患者さんの声








【監修】
平井鍼灸院 院長 梅田俊
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師
【所属】
2015年~ 日本自律神経研究会
日本自律神経研究会
【資格】
2011年 国家資格はり灸師、あん摩マッサージ指圧師免許取得
2016年 自律心体療法上級者施術認定者取得
2018年 クレニアルテクニック上級施術認定者取得
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