【自律神経失調症 症状50】

【患者像】
Yさん 40代 女性
この患者さんは首のヘルニアや足の冷え、不眠症状などがありました。
体の機能的失調が慢性的に起こり続けた結果、症状が沢山出てきていました。
【来院】
 2017.10
【症状】
主訴:首肩こり、背中の痛み、ヘルニア、手足の冷え、便秘、寝つきが悪い
慢性的な機能不全により、体のいたるところに痛みや凝り、血行不良やリンパの流れが阻害された状態になっている。特に、心の状態も不安定になっており、不眠や寝つきが悪いなどの症状は、自律神経の働きの失調から来ていると考えられる。体に4つ以上の症状が出ている場合、脳脊髄液の流れが悪くなっている可能性があるので注意が必要。
【治療経過と内容】
治療方針
後頭骨と仙骨の動きの改善
体の中で最も重要な調整ポイントは、後頭骨と仙骨です。この二つの骨は、体の中で自律神経の調整や機能不全を引き起こす原因になるからです。脳脊髄液の流れをコントロールするこの2つの骨は、いつも呼吸に合わせて動いています。しかし、無意識に動きが悪くなっていくので、気づかずに生活を送っている人が大半です。
【同時に治療した症状】
心の不安定性
【使用した主なツボ】
大腸兪
【考察】
今回の症例に関して、東洋医学的見地から機能的改善を試みました。体の表面上の異常に焦点を当てるのではなく、体の歪みなどの機能的に正常な状態を創り出すことがとても重要だという事が分かりました。
今は睡眠の状態も改善され、調子を取り戻しています。これから先も、メンテナンスを継続していきます。
今回のような症状改善を経験したことにより、頭蓋骨の調整と仙骨の調整が、体の根本的な歪みを改善することが改めて明らかになりました。ほぼ100%の確率で難治性の症状には頭蓋骨の歪みが関わっています。
あなたの症状も例外ではありません。
一緒に治していきましょう。