症例報告「自律神経失調症(腕と手の痛み) 症例2」‐東京・江戸川区・平井‐

【自律神経失調症 症例2】
【患者像】
Kさん 30代 女性
【来院】
 2016.10 
【症状】
主訴:自律神経失調症、体の痛み
1カ月前から体の痛みが著明になり、力が入らない状態。午前2:00~3:00になっても入眠困難な生活を送っている。昼は事務仕事、夜は服飾関係の学校に通っており、学校の学費や身内の人間関係などがきっかけで自律神経失調症を発症している。
身体の痛みに関しては、特に仕事中が多い。1人暮らしを始めたことも、1カ月前より症状が増悪している要因の1つとなっている。
【治療経過と内容】
治療方針
肝火上昇傾向を改善し、内風を抑制する。
腹部の触診で胃と小腸の周りの血行不良を認めた。鍼と吸角施術を中脘・天枢・関元に施したところ、血行改善を認めた。患部の深部硬結も緩和した。
背部は後頚部と膈兪、肝兪、大腸兪に硬結があり、肝火上昇による内風が体の体表を流れて緊張を作っていると考えられる。督脈付近の背部兪穴(肝兪、膈兪)を中心に鍼と吸角施術を行い、患部の硬結緩和と結構不良改善を認めた。(触診上も温かくなった。)
【同時に治療した症状】
睡眠障害
【使用した主なツボ】
中脘、膈兪、肝兪
【考察】
身体の状態は疲労が蓄積して回復出来ていない状態だった。最初は肺虚や脾気虚を疑ったが、問診および触診の結果胃腸周りの症状はなく、所見が乏しかった為ストレス性の症状が主だと判断し、肝を中心に治療をした。その結果、睡眠の状態や体の痛みが軽減されてきている為。継続して肝火の状態と内風を抑制していく治療を施していく。心の状態もあまり良い状態とは言えないので、痛みと睡眠が落ち着いてき次第心臓と腎臓の経絡にも施術を施していく。