ストレス領域

こんにちは(*^^*)
平井鍼灸院の今木です。

前回は感情と自律神経の働きについてお伝えしました。

怒りの感情は交感神経を活性化させるために、
悲しみは副交感神経を活性化させるために必要な感情です。

最近ではなんでも「ストレス」と一言で片づけられて
しまうことも多くなりましたが、「ストレス」について
詳しい方は少ないように思います。

「ストレス」とは言葉を変えれば「刺激」です。
それに対してどう反応するのか、ここに自律神経の働きが隠れています。

「ストレス=悪いもの」と考えがちですが、適度なストレスは
心も体もそして自律神経も強くしてくれます。
ストレス領域は3段階に分かれており、
同じストレスを受けていても、うつになる人とならない人との違いは
それぞれの領域の広さが違う事が理由に挙げられます。

例えば、同じストレスを受けたAさんとBさんがいたとします。

Aさんのストレス反応領域は正常なので、
起こった出来事に対して迅速に対応し解決できます。

Bさんのストレス領域は狭くなっているので
起こった出来事に対して、思考が停止し軽くフリーズ状態に
入ってしまいます。

何故このような違いが起こるのかというと
日頃からの感情の抑圧が関係してきます。

これが前回お伝えした感情と自律神経の働きに繋がります。

ずっと怒りを我慢している人は、交感神経の働きも低下するので
ストレスを受けた時に、すぐにフリーズ領域に入ってしまうのです。

逆に、悲しみを我慢し副交感神経の働きが低下している人は
人と目があっただけで「何みてるんだよ!!」とすぐに
ケンカごしになり、戦うようになってしまいます。

ストレス領域には3段階あるとお伝えしましたが
詳しく説明すると
①ストレス小・・・副交感神経(腹側)
【感情】悲しみ・落ち込みなど
【働き】良好な関係をつくる

②ストレス大・・・交感神経
【感情】怒り、イライラなど
【働き】戦うか、逃げるか

③ストレス強大・・・副交感神経(背側)
【感情】感じない
【働き】フリーズ
というようにわかれます。

polyvagal.jpg

怒りを我慢していると、交感神経領域が狭くなるので
ストレスがかかるとすぐにフリーズしてしまい、
悲しみを我慢していると、副交感神経(腹側)領域が
狭くなるので、すぐに戦うか逃げるかの交感神経が働き
ケンカっぱやくなってしまうのです。
※もしくは怖くなり逃げる

この領域を広げるためには感情を出すことが
大切になります。感情を出して、交感神経も副交感神経も
鍛えてあげましょう。

これを理解すると自分が交感神経優位か
副交感神経優位かわかるよになってきます。

次回はその点について詳しくお伝えしていきます。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました(*^^*)
平井鍼灸院
今木 薫
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