感情を使う事で自律神経は強くなる

こんにちは(^-^)
平井鍼灸院の今木です。

これまで、感情と自律神経の関係についてお伝えしてきましたが
ご自身の感情を見つめてみたり、考えてみたり何か変化はありましたか?

自分の内側と対話することはエネルギーも必要ですが
得られるものも多くあります。チャレンジしてみてくださいね(^-^)

さて、本日は感情を使うことで自律神経は強くなることについて
お伝えしていきますね。

人には「超回復の原則」というものが備わっています。
例えば、怪我や病気で3カ月間まったく歩くことができなかった人は、
通常ならば歩くことが困難になります。

30分歩くのがやっとの方がいたとして、そのような方は
30分歩いたら1日休養し、回復させてから次の日また30分歩きます。
これを繰り返すことで30分歩くことはあまり負担に感じなくなり
次第に40分、50分、1時間と歩ける時間を増やすことができます。

こういった働きを「超回復の原則」といいます。

実は、自律神経や感情もこの超回復と同じです。

歩かない人は歩く力が無くなってくるように、
怒りを出さない人は、怒りを出す能力が無くなっていくのです。
そのため、怒りと連動する交感神経の働きも低くなっていくのです。

すると、脳や体が活発に動くことができずに
やる気もなかなか起こりません。
こうして「うつ状態」になっていくのです。

この例を、起立性調節障害や手足に力が入らないといった
具体的な症状を使ってご説明します。

座っている状態や、寝ている状態から立つことで脳高さが高くなります。
そのため、血液をより高い位置に運ばなければならないので
自律神経は交感神経を働かせて、血管を収縮させるとともに
心臓を強く動かして血圧を上げます。

これを一瞬のうちに行うことで、脳の高さが高くなっても脳に血液を
送り続けられるので、通常は立ちくらみは起こりません。

ですが、起立性調節障害の方はこれができないのです。

血圧を上げるのは交感神経の働きなのですが、日頃から怒りを抑え込んでいると
怒りに連動する交感神経の働きが弱くなり、血圧を急に上げられないのです。

うつ症状が出る前にこの起立性調節障害が出る方は少なくなりません。

また手足に力が入らないといった症状が出る方も多いのですが、
手足に力を入れるのも交感神経の働きです。(力を抜くのは副交感神経)

怒りを抑え込み交感神経を働かせていないと手足に力を入れる能力が落ちてしまいます。
このような状態では、やる気が無くなって当然です。

また悲しみの感情を出さない人は、悲しみを出す能力が低くなっています。

そのため、悲しみという感情と連動する副交感神経の働きが弱まります。
こうなると、安心してリラックスできなくなったり、
十分休んでいるのに超回復が行われず、疲労が抜けなくなったりします。
これが続けば当然不眠症にもなります。

実は、「幸せを」感じるのも副交感神経のため、悲しめない人は
幸せも感じられないのです。また安心感も得られなくなります。

「怒り」や「悲しみ」を抑え込むことは、
交感神経・副交感神経の働きも抑え込んでいるという事です。

これでは生きるエネルギーが足りなくなり、うつ症状が出てきても
なんら不思議なことではありません。

出せないようになった感情は、出すためのトレーニングが必要です。
歩けない方が歩ける訓練を重ねるのと同じように
感情の蓋をける訓練が必要になるのです。

そのためには、まず自分がどういう感情を抱えているのか
知る事が大切です。まずは感情を感じてみましょう。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
平井鍼灸院
今木 薫
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