脳と自律神経の仕組み
こんにちは(*^^*)
平井鍼灸院の今木です。
前回は、脳の働きには優先順位があることをお伝えしました。
脳幹→辺縁系→新皮質の順になります。
今回は、それぞれはが何を担いどんな働きをしているのか?
について詳しくお伝えしていきます。
①脳幹
脳幹は、生命の維持に必要な重要な部分をコントロールしています。
→心臓・呼吸・血圧・体温・内臓などの働きの調整
→姿勢のコントロール
これらは、無意識的な体の中の動きです。
この無意識にコントロールしているのが「自律神経」です。
なので、脳幹は自律神経の司令塔として辺縁系や新皮質よりも
優先される脳なのです。
②辺縁系
辺縁系は、感情と記憶に関係しています。
心の脳であり、動物的な脳です。
→感情と記憶など、心地いいことや、不快を感じること、
それらを識別する働き
目の前で起こっている事が自分にとって心地いいのか
不快なのかを過去の記憶と照らし合わせます。
そしてその様々な出来事に対応するためのエネルギーの元となる
「感情」が湧いてくるところでもあります。
つまり、辺縁系は心と関係しているのです。
③新皮質
新皮質は、物事を考えたり、理性を働かせたりする脳です。
性格の脳であり、人間的な脳です。
→性格・理性・知性・言語・理論などを作る働き
自分の中のルールを決め、それを守ろうとする脳です。
つまり、性格は新皮質が作っているのです。
短気(せっかち)の人は自分の中で、「何でも早くやらないといけない」
というルールが自分の中にあり、自分の意見が言えない人は
「意見を言ってはいけない」というルールが自分の中にあるのです。
こういったことをコントロールしているのが新皮質です。
次回は、この3つの脳が互いにどういうふうに働きあっているのか
お伝えしていきますね(*^^*)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
平井鍼灸院
今木 薫
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