ヴェーガルブレーキとは??
こんにちは(*^^*)
平井鍼灸院の今木です。
ジメジしたお天気ですね。
気候の変化は自律神経の働きにも大きく影響してきます。
ご自身の体と心の声に目を向けながら
どうにもできないところは、私たち専門家を頼って頂ければ幸いです。
今回は「交感神経を抑制するには?」というテーマでお伝えしようと思います。
ヴェーガルブレーキという言葉はご存知でしょうか?
初めて聞いたという方も多いと思います。
ヴェーガルブレーキは私たちの体に備わっている
「交感神経に対する緊張抑制」を意味します。
と言われても何のことかよくわかりませんよね。
交感神経が暴走しないようにブレーキをかけて
くれているのですが、そのブレーキの事を
ヴェーガルブレーキと言います。
例えば心臓は、心拍数を管理している洞房結節によって、
毎分90回の心拍数を維持するように設定されています。
ですが、安静時心拍数は平均60~70回程度です。
なぜでしょう??20回ほど少ないですよね?
20回分の心拍は迷走神経という副交感神経の働きによって
抑え込まれているということになります。
つまり、迷走神経という副交感神経の働きによって、
交感神経の働きを抑制したり心拍数を抑制させていること自体が
ヴェーガルブレーキが働いている状態だといえます。
自律神経失調症やうつ病、不安障害やパニック障害などの症状をお持ちの方に
動悸や頻脈を訴える方がいらっしゃいます。
これは、ヴェーガルブレーキが弱くなっていると考えられます。
生理的に抑え込まれている心拍数が、
異常な状態になってしまうことが動悸や頻脈の正体です。
ヴェーガルブレーキ機能が低下してしまうことは命の危険でもありますので、
体の回復力を上げる措置を行いましょう。
【体の回復力を上げるポイント】
1.一息つく時間をつくる
自分が一息つく時間をつくっていない場合その時間を計画してとりましょう。
有給休暇などを取れるのが良いですが、それが取れない場合は仕事がない日の
過ごし方や、仕事後の時間の使い方を工夫して一息つく時間を
つくってみましょう。もしお休みの日に一息つく時間を取る場合は、
静かな場所で読書をして過ごすなどがお勧めです。
2.食事は、寝る4時間前に済ませておく
食事は内臓の働きを活発にしてしまう要因です。
寝ているときに消化機能が休めるように、
食事は寝る4時間前には済ませるようにしましょう。
朝の目覚めが違います。体重も適度に減少します。
3.脳内のセロトニンを活性化させましょう
セロトニン活性法という運動をすることによって、
セロトニンを自分自身で活性化させることが可能です。
平井鍼灸院では、セロトニン活性法は通院される皆様にお伝えしている
メジャーなセルフケアです。
そのほかには、太陽の光を浴びること、リズミカルな反復運動(散歩はその一例)、
オメガ3という必須脂肪酸を摂取して脳内の神経伝達力を向上させるなどがあります。
体力は有限です。自分で管理をしたり、専門家に相談をすることをお勧め致します。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
平井鍼灸院
今木 薫
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