GABA入りチョコを食べても脳は癒されない

こんにちは(*^^*)
平井鍼灸院の今木です。
一気に季節が変わり、春を通り越して夏ですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか??

4月から新しい環境に変わった方も、そうでない方も
季節の移り変わりとともに、疲労が目立ちます。
旬の食材を取り入れながら、季節に応じた体づくりをしていきましょう!

最近よくみかけるGABA。
みなさん、これが何かご存じでしょうか??
なんとなく、ストレスにいいらしいと思っている方も多いと
思います。今日はこのGABAについてお伝えしていきますね。

GABAは脳内神経伝達物質の1つで、脳神経細胞の興奮を鎮静する働きを持ちます。
心の状態としては、落ち着く・リラックス・我慢・なんとかなるだろう
という気分をもたらします。

なのでその効果を狙って「GABA入りチョコ」などの心の疲れによさそうな
商品が増えているのだと思います。
しかしながら、GABA入りチョコを食べたとて、
脳内にそのまま入るわけではありません。

脳内に必要な神経伝達物質は、必要な分だけ脳で合成される仕組みになっています。
確かに、食べ物から摂った栄養が全部そのまま脳内に入ったら
脳は大混乱を起こしてしまいますよね。

脳は全身の司令塔ですので、よけいなものや有害なものが入ってこない
ように厳重なブロックシステムが備わっています。

それが「血液脳関門」です。
血液脳関門で血管から流れてきた物質は脳内に入る前に
関所を通らなければなりません。
血液脳関門を通過できるのは
・糖質から分解されたブドウ糖
・アミノ酸
・脂質
・脂溶性のホルモンなど ごく一部に限られています。

つまりGABAは血液脳関門を通過できないため。
せっかく食べても門前払いとなってしまうんです( ;∀;)

ではなぜGABA入りチョコレートが流行るのか?
それはきっと、チョコレートに含まれるアナンダミンという
依存性の高い物質が、脳内の麻薬受容体に結びついて
快感ホルモンのドーパミンを出すので、一時的にハッピーな気分に
なっているだけではないかと思われます。

ちなみに「アナンダミン」はサンスクリット語で
「天上の喜び」という意味があそうです。
皆様、チョコレート依存症にならないようにご注意を!

脳内にGABAを増やすには、原料となるタンパク質を食べることです。
GABAはタンパク質が分解されてできるアミノ酸の1つ
L-グルタミンから脳内で合成されています。

タンパク質が大切です。おやつにはタンパク質補給を(^-^)

最後になりますが、血液脳関門を簡単に通過してしまう
有害物質には、アルコールと覚せい剤があります。
いずれも依存性のあるものです。
覚えておいてくださいね。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
平井鍼灸院
今木 薫
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