疲れた時の甘いものは要注意!
こんにちは(*^^*)
平井鍼灸院の今木です。
緊急事態宣言も解除され、在宅ワークから出勤に切り替わった方も多いと思います。
ついつい疲れた時に甘いものを食べたくなりますが、その行為実は要注意です。
なぜ疲れた時に甘いものを食べたくなるのか??
それは、甘いものを食べると脳内に一瞬だけにハッピーホルモンである
「セロトニン」が増えるからです。
セロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれ、快感を得ます。
私たちが疲れた時に甘いものを食べて一休みしたくなるのは
感覚的にセロトニンを増やせることをわかっているからです。
本来、「セロトニン」はアミノ酸のトリプトファンが原料になりますが
甘いもの(糖質)を取ると他のアミノ酸を押しのけて、選択的にトリプトファンが
脳に取り込まれ、セロトニン合成をします。
しかしこれは、一時的しのぎのエネルギー補給にしかなりません。
セロトニンの原料になるトリプトファンが随時補給されないと
いずれ枯渇しセロトニンが作れなくなります。
もしも、アミノ酸を取らずに甘いものだけでセロトニンを増やしていると
次第に何も感じなくなり、食べても満足しなくなります。
セロトニンが足りない状態が長引けば、
イライラする、怒りっぽくなる、不安が渦巻く、疲労感が慢性的になる
などの症状が現れ、鬱状態へと進行する可能性もあります。
甘いものを食べる習慣から抜け出せないと、脳の働き以外にも影響が出てきます。
急激に上がった血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌され、脂肪が増えます。
インスリンは脂肪分解を抑制するので、内臓脂肪となり、生活習慣病にも繋がります。
では、疲れたなと感じた時何を食べたらいいのか?
それはセロトニンの原料となるアミノ酸(タンパク質)です。
タンパク質は、お肉・お魚・大豆製品に沢山含まれていますが
間食に食べるわけにはいかないので
チーズやナッツ、無糖ヨーグルトやスルメ、豆乳やプロテインバーなどが
オススメです(*^^*)
実は、咀嚼を15分~20分続けるとセロトニンが分泌されます。
スルメはよく嚙まないといけない上に、唾液も沢山でて満腹感を満たしてくれます。
職場では匂いが気になるので難しいですが、在宅ワークには良いのではないでしょうか?
ちなみに、疲れて甘いものを食べていいのは肉体労働をする時です。
肉体疲労を回復させるには素早くエネルギー変換してくれる糖質が有効だからです。
皆さんも疲れた時の間食を少し変えるだけで、体調が良くなるなら
試してみたいと思いませんか?
午後になるとボーっとする、疲労感が抜けないなどとお悩みの方は
糖質を減らし、タンパク質を摂り入れてください。
きっと体も喜びます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
平井鍼灸院
今木 薫
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