うつは性格の問題?

こんにちは。
平井鍼灸院の中村です。
今回はうつは性格の問題なのか?
についてお話していきます。

「ネガティブになってしまう。」
「言いたいことを我慢してしまう。」
「完璧を求めてしまう。」
「すぐ不安になってしまう。」
など、うつを性格の問題にとらえる方がいらっしゃいます。

性格とは、その人が幼少期に最も快適に過ごすために身につけた生き方と言われています。
たとえ、最悪な環境であっても性格という防衛システムが働くことで、一番負担のない状況にしています。

例えば、
「我慢しなさい。」
言われて育った子供がいるとします。
頻繁に親から言われると、「わがままを言って困らせるより、我慢しよう。」
と無意識に言いたいことを言わずに、我慢する場合があります。
それは「わがままを言って困らせるより、我慢していた方が快適だ。」
と感じるようになるためです。
まれに反発する子どももいますが、それも反発する方が快適だと自分自身で無意識に選択をしています。

性格とは、主に家庭環境、学校、地域社会などに適応し、できるだけ最適に過ごせるようにしてきた
「努力の結果」です。

うつになるのに性格に問題があると考えると、
幼少期に一生懸命築いてきた努力を否定することになります。
そして、自己否定はうつの大きな原因になります。

自分自身が自分を守るために築いてきた努力を、きちんと認めてあげてくださいね^^
最後までお読みいただきありがとうございます。
平井鍼灸院
中村 優紀