【自律神経失調症】施術効果を数倍高める患者さんが出来る習慣とは?

こんばんは、平井鍼灸院の院長の梅田俊です。
今回は施術効果を高める患者さんが出来る習慣についてお伝えします。
施術効果を高めることは、患者さん側でも出来ることを理化して頂けると嬉しいです。

1.施術効果は、どのようにはかることが出来るのか?
施術は患者さんの身体に対して行う手技のことを言います。施術の効果をはかるのは、患者さんがどう感じたかに依存しています。
施術した側が効果を判断することはとても難しいと言えます。何故なら、患者さんの身体の状態を見た目だけで判断することは難しいことがあるからです。よって、施術効果は患者さんの体感覚がどれだけ敏感になり、施術前後の差を認知できるかどうかが重要であると分かるでしょう。

2.患者さんが出来る習慣とは?
患者さんが出来る習慣とは、観察です。自分の身体の状態、心の状態を事細かに観察することで施術効果を数倍高めることが出来ます。
自分の症状に興味がある方はたくさんいますが、自分の身体に対して興味があり観察している患者さんは少ないです。10人の患者さんの内1人いる程度です。
自分の身体の状態と心の状態を観察することが出来たら、施術前後の状態の変化を認知することが出来ます。

3.観察の習慣を身につけるにはどうしたら良いのか?
フェルトセンスという体感覚トレーニングをすることが大切です。
身体の温かさや皮膚にあたる衣服の感覚、内臓の収縮などの微妙な感覚に神経を研ぎ澄ますことでトレーニングすることが可能です。
これは超人的な能力に感じるかも知れませんがそうではありません。人は、無意識に体が発信している情報を無視している為に分からないだけで在り、内臓からの情報は常に発信されています。試しに胃のあたりに意識を集中して5分ほど手を当てて反応を探ってみて下さい。何か反応を感じ取ることが出来ると思います。

どんな施術を受けたとしても、受けての感覚が鈍感になっていると変化を感じることはとても難しいです。
自律神経失調症やうつ病の患者さんは、体の感覚に鈍感な人が多いのでこのようなトレーニングをすることがとても大切です。通常は施術をしながら患者さんの体の感度を高めていく事が必要になるので自然と施術家が行っています。

この習慣を身につけることでどんな施術の効果も高めることが可能です。
最後までお読みいただき、有難うございました。
院長 梅田俊